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今日こそは伝えたい。
大好きの気持ちを。
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俺の気も知らず、変わらない調子で話してくる君。
だが、その雰囲気がとてもやりやすく、心地よかった。
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今君に伝える
振り絞って声を出した。
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胸の鼓動が嫌という程響いた。
この高鳴りは君には聞こえてないのかな?
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伝えてしまった。
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そして反応はとてもじゃないが微妙な反応が返ってきた。
俯いている彼との間に流れている空気がとても気まずく思えた。
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告白予行練習。
そんなの嘘に決まってるのに、口から出ていた。
幼馴染のまろちゃんならその嘘を見抜いてくれないかなと思った。
でもきっとそれは、我儘になるのだろう。
だって俺が伝えたのは ただの嘘告に過ぎないからだ。
自分の伝えた言葉を思い出す度、後悔だけが積もっていった。
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自分が発している言葉の意味がよく分からない。
本命は目の前にいる君なのに。
素直になれない自分が憎くて仕方がなかった。
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顔に熱が溜まる。
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少し照れた彼の発言は僕の頬を赤く染めた。
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気づけば僕らは笑い合っていた。
だが、心は正反対。
今にも泣き出しそうだった。
そんな感情を隠しながらも僕らは帰路についた。
さっきまで硬かった空気が、今では緩い雰囲気を纏っている。
でもやっぱり、
自分自身すごく落ち込んだ出来事だったのもあり、笑顔が引き攣る。
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ただの幼馴染。
だけど僕は恋に落ちてしまった。
告白予行練習なんて嘘をついてしまったけど
本当は大好きだ。
好きで堪らない。
我儘な事は重々承知しているが、見破って欲しかった。
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思いがけない展開に、時間が経っても頭を抱えるばかりだ。
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いつの間にかお湯が口の中に入っていた。
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それほど真剣に考えていたのだろうか。このままでは溺れ死ぬところだった。
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この恋を応援して欲しい。
それが僕が望んでいる約束だ。
ベッドの上でなんとなく携帯をいじる。
明日のことを考えると落ち着かなくなるからだ。
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気づけば宛先のないメールを書いていた。
自分の感情を誰かに気づいて欲しくて。
でも伝わらないことぐらい分かっていて。
窓の外を見ればいるはずなのに。
届きそうで届かない。
その距離がもどかしくて、隙間があるのがどうしても嫌だった。
僕のわがままを
明日だけ聞いてくれる?
少し大人になった
この心のわがままを。
メールを読み返すと自然とため息がこぼれた。
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ため息の後に口に出した言葉は、ひどく情けない内容だった。
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あの鈍感男のことだから見抜いてくれることはほぼ無理だ。
でも、やっぱり気づいて欲しかった。
あっちから告白もして欲しかった。
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嘘をついてしまったことはもちろん反省点だろう。
だけど、自分の心は少し成長していってる気がした。
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コメント
9件
…頭痛がどっか飛んでったわありがと
神だった