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ー昼休みー

何か考えているのだろうか

藍は何か言いたそうな顔をしていた

だから俺は

昼休み中庭に来るようにと

伝えた

お待たせェー

遥陽

待ってないよ

ところで

なんでウチを此処に呼んだのォ??

遥陽

……

遥陽

何か言いたそうだったから

ヘェ……

よォく見てるねェ

それなりには見ているのだろう

無意識だけど

遥陽

それで………、

遥陽

何が言いたいの

昨日の事

ウチの事探してくれたでしョォ?

確かに探した

その時にね

ウチ…

___かも知れなァい

遥陽

ぇ……??

耳を疑った

んま、嘘だけどォ

本当の事だ

まァ、!!

言いたい事これだけなの

遥陽

また…

遥陽

話してね

ん!!

気が向いたらねェ

これ以上話さないのに

期待してしまった自分が居た

じャ、またねェ

遥陽

ぁ……うん、

いつも

いつもいつも

藍の隠し事を知れなかった

俺は

そんな自分が大嫌いだ

ー教室ー

伊澄

おかえり

遥陽

…ただいま

伊澄

元気ねぇな

遥陽

いや、

遥陽

ちょっと……

伊澄

言いたくねぇなら言うなよな

遥陽

わかってるって

伊澄

っし、

伊澄

気晴らしに恋バナするか

恋バナ!?

別に好きな人なんて居ないのに

伊澄

おーい

伊澄

恋バナしよ

気付けば

周りのヤツに声を掛けていた

遥陽

……

周りのヤツがどんどん集まる

正直言えば苦手だけど

嬉しかった

暫くその話で盛り上がった

クラスメイトの好きな人を聞くのは好きだ

いや

伊澄のおかげで好きになれた

遥陽

ありがと ……

伊澄

何がだよ

遥陽

いや……

遥陽

いろいろと

伊澄

んだよ、改まって

伊澄

友達なんだからな

遥陽

友達……

伊澄

当たり前だ

やっぱり伊澄がいてよかった

それしか思えなかった

生きたい俺と死にたい君

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