みわ
守ってくれるって言ったの
嘘だったのかな…?
嘘だったのかな…?
もう誰も信じられなくなりそうな思いがありながら部屋の小窓から外を見てみた。
そこには勿論夕日と…猛ダッシュしている風雅くん。
"え?風雅くん?"
ピーンポーン
小窓から目を離すと玄関に設置してあるインターホンのコール音が家中に響く
"誰だろ…?"
みわ
…まさか風雅くん?
ダダダダ
急いで1階に降りるとモニターには…
みわ
風雅くん!
"は~い"
'あ、俺。今話せる?'
"話せるけど……"
'じゃあ、なにわ公園来てや'
"え?"
大事な話なの?と、聞き返そうとした時にはもう風雅くんの姿は写って無かった
みわ
まぁ、行くか
ガチャ
みわ
あ、風雅くん…
みわ
どうしたの?大事な話?
風雅
いや、誤解って言うか、なんて言うんやろ……それを解きたくて……
みわ
うん。なに?
風雅
ごめん!
みわ
え?
風雅
あの、俺が守るとか言ったのに約束破って他の子と帰ってたから…
風雅
でも約束忘れてた訳ちゃうねん。
みわ
約束忘れてないのは分かってたよ?
風雅
何で?
みわ
風雅くん表は毒舌だけど裏は凄く優しいし心配してくれてるし。
風雅
ホンマはな優華に私と付き合ってくれへんとみわのこと怪我させるって言われて不安で…
みわ
そうだったんだ……
風雅
俺どうしよう、どうしようって迷って…怪我させたくないから優華と付き合ってん…
みわ
そっか…
風雅
でも俺本命は1人しか居らんの。
みわ
本命?
風雅
そう。本命
みわ
その本命って誰?
風雅
まだ気づいてなかったんか。
みわ
え?
風雅
俺この前頑張って勇気出して言うたんやけど……まぁええわ。
風雅
みわが好きです。
みわ
え?風雅くんどうしたの?
風雅
みわのこと好きな気持ちは誰にも負けんから。だから俺と付き合って貰えませんか?
みわ
ちょ、ちょっと、考えさせて下さい…
風雅
おん。ええよ、話聞いてくれてありがとう
風雅
じゃあ、また明日^^*
みわ
うん^^*明日…