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え。なんか目というものから水が。 ブクマ失礼します!!!
めっちゃいい話しすぎて感動しました… ブクマとフォロー失礼します🙇♀️
大正時代-·····
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
スッ…(襖を開く)
護衛
護衛
さと💗
護衛
護衛
さと💗
その数日後、ころんが息を引き取ったと噂を聞いた。
誰もいない家で、たった一人で弱っていったと。
俺は、金なんて欲しくなかった。
親が金を持っていたせいで、ころんとの恋は反対されたんだ。
あんな汚らわしいヤツと関わるな、と。
うるさい、黙れ。
そう言いたかった。
どうして、俺はころんの最後も看取ってやれない。
ころんを安心させてやれない。
自分の不甲斐なさに、腹が立つ。
…なぁ、ころん。
どうか、来世では。
平和な町で、隣を歩きたい。
くだらない事で、君と笑ってみたい。
君を、一人にしたくない。
今世では叶えられなかった願いを、口に出せなかった願いを、叶えてやりたい。
きっと、また会おう。
令和時代-·····
さと💗
今年から新しい学校ということで、周りの人達はかなり賑わっている。
その中でも、俺は割と冷静な方。
生まれた時から、俺の心を動かすものは何一つなかった。
お化け屋敷も怖くないし。
お笑い番組を見てても、とても笑う気分にはなれない。
まぁ、少し変わってるんだと思う。
ただ、そんな中で一つだけ。
俺の心を惹くものを、見つけた。
さと💗
サラサラの青い髪に、小さな背。
たれ目で少し可愛らしい印象を与えるような、そんな顔。
初めて会う人のはずだった。
それなのに、俺はいつの間にか『ころん』という名を呟いていて。
足が、勝手に動いていた。
さと💗
ころ💙
ころ💙
ころ💙
さと💗
自分でもよく分からないけど、何となく心に穴が空いた気分だった。
向こうも俺を知っている、とでも思ったのだろうか。
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
改めて近くで見てみると、やはり彼の背は他の人より小さかった。
きっと、人が多すぎて自分のクラスが探せないのだろう。
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
『…え?駆け落ち?な、何言ってるんですか!とんでもない!』
『…え、えぇ…もしするなら、ですか…?うーん…どうしよ…』
『…あっ、じゃあ!あの大きな桜の木の下で、とかはどうです!?✨』
『え、目立つ?…むぅ…いいじゃないですか、綺麗だし…』
な、なんだ…?いきなり、誰かとの会話みたいな記憶が…
…気の所為、だよな…?
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
さと💗
さと💗
つまり、1年間あの子と同じ教室で過ごす、ってことか。
なんか…楽しそうだな。
さと💗
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
きらきらと目を輝かせながら、嬉しそうに笑う。
そんなころんを見ていると、自然と口元が緩んだ。
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
この時の言葉に隠された意味を、俺は考えようともしなかった。
分かったはずなのに。
コイツが笑ってるならそれでいい、ただそれだけを考えていた。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
入学してから数ヶ月。
俺ところんは、すぐに親友になった。
なんとなく、ころんには最初から心を許すことが出来たからだ。
毎日、ころんは朝から下駄箱まで会いに来てくれるし。
どっちかが休んだ時は、授業中もこっそりLINEしたりした。
毎日が楽しかった。
幸せで、楽しくて、嬉しくて。
俺はいつか分からないけど、こんな日を望んでいた気がする。
だから、毎日何かの時間を取り返すかのように過ごした。
ころんが隣で笑ってくれること。
これからも一緒にいたい、と言ってくれること。
全てが嬉しかった。
いつの間にか、俺にとってころんは一番大切なものになっていた。
大切にしてあげたい。
友達に対してそう思うことが普通でないのは知っていても、口には出さなかった。
だって、言って壊れてしまうのが怖いから。
もう二度と、ころんと離れたくないと願った。
一度目のことを考えることからは、ずっと逃げてるくせに。
授業中…
教師
さと💗
最近の席替えでころんとは席が離れ、授業がつまらないものになった。
なんとなくころんの後ろ姿を見ていると、こっそりスマホを取り出す姿が見えた。
さと💗
ピロンッ
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
あー、ほんっところんって飽きないな…w
教卓の目の前なのにLINEとか…勇者だろアイツ…w
教師
ころ💙
さと💗
ころ💙
教師
ころ💙
教師
さと💗
ころ💙
教師
ころ💙
教師
ころ💙
さと💗
教師
さと💗
ころ💙
教師
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
放課後…
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
少し先を歩いたあと、こちらを振り返ってニコッと笑った。
さっきから、たまーにコイツの言ってることの意味がわかんねぇ。
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
コイツの笑顔が、少しぎこちないこと。
それに気づいていたけど、俺はやっぱり口に出さない。
俺にとって、ころんは全てだから。
失うことが、怖かった。
それなら、気づかない方がマシだと、心の中で言い聞かせた。
当日…
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
さと💗
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころんの手を握り、少しゆっくり目に歩く。
観覧車に行きたくない、と思った。
だって、今更話って何なんだよ。
嫌な予感しかしない。
ころんがすごく楽しみにしてたくらいだし、まぁ考えすぎだとは思う。
でも、やっぱり怖い。
コイツのたまにある意味不明な発言も関係しているのかもしれない。
俺は、ころんの手を離さないように握りながら、観覧車へと向かった。
観覧車の中…
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
驚いてころんの顔を見ると、ころんは外を見て微笑んでいた。
また意味深な言葉だ、と思う。
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
ころ💙
さと💗
ころ💙
俺が、ずっと逃げてきた記憶。
その中に大切なものがあると知っていても、知るのは怖かった。
何か取り返しのつかないことをしようとしているんじゃないか、なんて考えたりした。
でも、ほんとは単純な事だったんだ。
ころんと俺は、前世で好き合っていた。
そして、今世も巡り会えた。
『あの時』俺が望んだ、平和な町で。
遠慮なんてせず明るく笑うころんがいて。
変わらず隣にいて欲しいと俺は願う。
さと💗
ころ💙
さと💗
ただ、それだけの言葉だった。
けれど、それを聞いてころんは涙を流した。
ころ💙
さと💗
ころ💙
ころ💙
さと💗
あの時、冗談のように話した駆け落ちのこと。
どちらも本気にしていないようで、本当はそうしたいと願っていた。
ころんが毎日桜の木の下にいることを知っていても、俺はそこに行くことを許されなかった。
悔しかった。
本当は、行ってあげたかった。
寂しそうに俯いて帰る姿なんて、見ていたくなかった。
だから、もう、1人になんてしない。
桜の木の下に迎えに行ったあの日から、俺はそうすると決めたんだ。
さと💗
ころ💙
さと💗
そう言って少し笑い、俺は初めてころんにキスをした。
のの ❀
のの ❀