僕だけが居ない世界

次の日ホソギヒョンとジミニヒョンで一緒に病院に行った。

けどやっぱり僕の事だけ覚えてないみたい。

テヒョニヒョンとの距離が分からなくて、ホソギヒョンの後ろに隠れる。

笑ってくれなくても、いいよ

僕は、テヒョニヒョンが元気な姿を見るだけで……っ

いい、ですから。

だから、嫌かもしれないけど毎日来る事を許して下さい。

その日から毎日、忘恋症候群について調べた。

両者が生きたまま完治した事例はないか、とか

忘れられた人が死んだ場合、どの段階で記憶が戻る、とか

少なすぎる実例を探し続けた。

毎日、毎日パソコンと向き合い探し続けた。

ひとしきり泣いてから、またパソコンに向き合う

泣いても、病気は治らないから

少しでも、少しでも、手がかりになる情報を探した

そんな日々を数日送ったある日。

＿僕は倒れた。

目を覚ますと、ジミニヒョンとジニヒョンが良かった！と泣きそうな顔をする。

睡眠不足と、疲労で、体が根をあげたらしい。

点滴を打ってもらって、その日には帰れた　

お医者さんからは以後このような事は無いようにと言われた。

今日はユンギヒョンの家に泊まり、大人しく寝た

テヒョニヒョンが忘恋症候群になってから1ヶ月が過ぎた

未だに糸口が見つからない

僕もだんだん精神が崩れてきた。

それでも、毎日諦めずに話しかければ、冷たく突き放される。

沈んだまま家に帰り、病気を治す手立てを探しても全く見つからず、ますます落ち込む。　

そんな日々を過ごして、心身とともに限界に近づく。

もういっそ、僕が死ねばテヒョニヒョンは治るんだ。

なんて思ってしまう自分に苦笑いし、首を振る。

そんなこと考えたら駄目だよね。

テヒョニヒョンは絶対に治すんだ。 僕がテヒョニヒョンを助けてあげるの。

それで、また一緒に笑って過ごして。

ライブもしてデートもして、

やりたい事、話したい事 まだまだ沢山あるんです。

だからテヒョニヒョン

早く思い出して下さい。

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