私が恋をしたのは
幼馴染の瑞穂
同性恋愛をバカにする人は
この世にたくさんいる
だけど私は
その理(ことわり)を超える程
瑞穂が好きだし
瑞穂も私が好き
音瀬 瑞穂
柳本 紅
瑞穂は今日も可愛い
その笑った顔、声、体
全てが可愛い
だから私はそのぷにっとした
可愛らしい頬をつねる
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
時々 不安になる
瑞穂がちゃんと女とみても
私のことを恋人と認めてるか
音瀬 瑞穂
柳本 紅
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
言わないけど、本当は
すごく自慢したいくらいだ
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
私は我慢できなくて
瑞穂に飛びついた
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
ザワッ
妙な胸騒ぎ…
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
教室に着くと死にたくなる
瑞穂と1秒も離れてしまう
そのことを考えるだけで
気が狂いそうだ…
それに
瑞穂と同じ空気を吸ってる
奴らのことを考えたら
憎くてしょうがない…
しかも今日はできない…
だから私は今日瑞穂の
帰りを尾行する
柳本 紅
おかしい
おかしい…
今日学校で1回も
瑞穂を話さなかった
見なかったし
おかしすぎる
浮気だ
絶対浮気に決まってる
だから私は帰りの会が
終わるのが早いので
校門で瑞穂を待つことにした
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
高良 康介
柳本 紅
隣にいるのは紛れもなく男
それに学年の人気者
なんでそんなやつが私の
瑞穂と…?
ああ 浮気だ…浮気なんだ
信じてたのに…
許さない…許さない……
柳本 紅
私は瑞穂と高良さんの跡を
着いていくことにした
あの二人はなぜか
ほぼ何も話さずに
オシャレな雑貨屋に入った
柳本 紅
柳本 紅
柳本 紅
柳本 紅
柳本 紅
時間が経ち…
2人はお店から出てきた
これはどうみても、そう
放課後デートに決まっている
殺してやる…
柳本 紅
と、前に出ようとした瞬間
音瀬 瑞穂
柳本 紅
手に持つ包丁を地面に落とす
カシャン…
コンクリートの上に落ちた
包丁は月光で光っていた
私は慌てて包丁を拾い上げ
背に隠した
音瀬 瑞穂
高良 康介
音瀬 瑞穂
私は…
私は最低なことを……
恋人も信じられないなんて…
恋人失格だよね……
そうだ、
もう家に帰ろう
あの2人はやましい関係
ではなかったんだ
今までの自分が馬鹿みたい
私はそう悟ると、
家の方向に体を向け、
歩きだ──
高良 康介
ギュッ
服と服が重なる音
その音でなにかを察した
私は振り返る
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
高良 康介
高良 康介
音瀬 瑞穂
何を言ってるんだこの男
そんなの瑞穂は私が
大好きなんだから
ありえない話──
高良 康介
高良 康介
高良 康介
柳本 紅
付き合ってる?
どういうこと?
瑞穂が…?
そんな
…そんな、わけ……!!
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
高良 康介
高良 康介
音瀬 瑞穂
そ、そんなのッ…!!!
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
高良 康介
高良 康介
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
高良 康介
音瀬 瑞穂
高良 康介
高良 康介
柳本 紅
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
柳本 紅
柳本 紅
音瀬 瑞穂
あぁ…瑞穂の弱がるカオ…
柳本 紅
音瀬 瑞穂
高良 康介
高良 康介
柳本 紅
私は無我夢中で高良さんに
包丁を突きつけるように走る
警察官
柳本 紅
柳本 紅
音瀬 瑞穂
柳本 紅
高良 康介
音瀬 瑞穂
柳本 紅
柳本 紅
柳本 紅
私は後ろから近づく警察官に
気づかず、背を捕らえられた
柳本 紅
カシャンッ
今度は勢いよく落ちた
警察官
警察官
音瀬 瑞穂
柳本 紅
柳本 紅
音瀬 瑞穂
紅は捕えられたまま
パトカーの中に連れられた
高良 康介
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
私は康介の胸の中で
たくさん泣いた
数週間後
紅は殺人未遂で逮捕された
ニュースにも出て
私は精神を安定させるため
だと言われ、
学校を数日休むことになった
学校を休んでも
康介は変わらず会いにきて
くれる……
でも
私は思う
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
私は自分のベットにダイブした
音瀬 瑞穂
音瀬 瑞穂
繰り返し一粒
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