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俺には好きな人が いた。
なんで過去形 なのかというと
魂魄 蒼摩
???先輩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
???先輩
???先輩
魂魄 蒼摩
???先輩
魂魄 蒼摩
???先輩
???先輩
???先輩
魂魄 蒼摩
俺はその 「さようなら」 がまた明日の 意味の「さようなら」だと 思っていた。 でも違った。
先輩はあの日から 学校へ来なくなった
あの日俺が 告白しなければ 先輩はいつも通り 学校へと登校 してくれたのでは
そんな考えが 脳裏をよぎった。
魂魄 蒼摩
半分無意識に 屋根裏に 向かっていた
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
古びた金色の 懐中時計を 手に握る
魂魄 蒼摩
ギュッと 懐中時計を 握りしめる
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
瞬間懐中時計が 不自然に動き出し 時計の針が 6時ぴったりに 止まった
魂魄 蒼摩
そう認識した瞬間 意識が落ちる。
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
意識が戻ると 自室のベッドの上に
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
時計を見やり 唖然とした
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
ガチャ
蒼摩の母親
魂魄 蒼摩
蒼摩の母親
魂魄 蒼摩
蒼摩の母親
蒼摩の母親
魂魄 蒼摩
母さんの方が寝ぼけてる そうとしか思えない事を 母さんは言った。
魂魄 蒼摩
蒼摩の母親
蒼摩の母親
そう言って 母さんは部屋を出ていった
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
その時カレンダーが 視界の端に とまる。
魂魄 蒼摩
カレンダーには 幻奏学園の 入学式の日に 丸がされていた
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
その日学校へ 行くと何故か 入学式の準備が された状態の上 教室の方も 「新入生歓迎」と 黒板に書かれていた
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
中庭の階段を 登りながら 考えをまとめる
魂魄 蒼摩
考え事をしていた せいで 誰かとぶつかった。
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
ぶつかった相手を 見て驚く
魂魄 蒼摩
何故なら ぶつかった相手は 俺の初恋の人
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
確か麗花先輩も 言っていた 妹がいるって
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
ありきたりな きっかけで 霊夢と友達に なった。
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
あの入学式から
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
よく霊夢と 話すようになっていた
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
次第に惹かれて いった。
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
霊夢はそう言って 俺の手をギュッと 握ってくれた
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
そっと口付けを 霊夢にした。
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
こうして俺は 霊夢と付き合った
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
その日の別れの言葉は あの時のように また明日という 意味の言葉だと 思っていた
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
通話
02:05
魂魄 蒼摩
携帯が手から 滑り落ちる音がした でもそんな事どうでも 良かった。
魂魄 蒼摩
嗚咽を漏らしながら 俺は膝から崩れ落ちた
電話の相手は 霊夢の母親 麗奈(れいな)さんから だった。
電話の内容は 俺の心を容易に 引き裂く内容だった。
麗奈さんから 告げられたのは 霊夢が殺され 死んでしまった事。
無意識に携帯の待ち受け 霊夢と撮った写真を 声を押し殺し 握りしめた。
魂魄 蒼摩
何度名前を呼んでも 彼女は戻らない 二度とあの笑顔を 見ることが出来ない
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
ふいにポケットに 重みを感じた
魂魄 蒼摩
ポケットの中には あの懐中時計が 入っていた
魂魄 蒼摩
強く。過去よりも強く 願った。
魂魄 蒼摩
また懐中時計の針が 動き出し 6時ぴったりに止まった
魂魄 蒼摩
また意識が落ちた。
結果だけ言えば 成功した。
今は自分の教室の 黒板を確認するため 教室へと来ていた。
魂魄 蒼摩
次は中庭に。
中庭の階段 その先に彼女 博麗霊夢が立っていた
桜の木を見上げ 落ちてきた桜の花びらを そっと手で受け止める
魂魄 蒼摩
涙が零れ落ち とめどなく溢れる
彼女が階段を 降りるのと同時に 俺は階段を上る
彼女の横を通り過ぎる 声はかけない。 彼女が殺された理由は 俺と付き合ったため 彼女を好きだった男から 反感を受け 殺された ならば。 ならば.....
初めから彼女と 関わらなければ 彼女は殺されずに 済むのだ。
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
博麗 霊夢
魂魄 蒼摩
霊夢が階段を 降りるのを確認してから 俺は涙を零しながらも 前を向いて 歩いた。
誰もいない方へ 言葉を零した
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
そうぼやきながら 帰り道を歩く
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
と言っているが 麗花さんは ラーメン好きだから 知っている場所だろう なにせあの ラーメン屋を紹介したのも 麗花さんなのだから
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
博麗 麗花
ラーメン屋店主
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
ラーメン屋店主
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
これが2度目の 麗花先輩との 出会いだった。
また俺は....
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
また貴方を 好きになってしまった
運命の日。 麗花先輩が 学校へと来なくなった あの日。俺は。 麗花先輩と遊んだ。 今はその帰り。
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
何故かその姿を 見送ったら 二度と会えなくなる そう感じた
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
気がつけば 告白していた。 きっと返事は....
博麗 麗花
博麗 麗花
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
気がつけば 言っていた。
博麗 麗花
魂魄 蒼摩
また。また。 また同じ未来を 同じ歴史を...
予想通り 先輩は学校に 来なくなった それと同時に 霊夢も来なくなった
懐中時計に 何回も願った。 しかしその度 時間は戻らなかった
そのまま何日 何年もの 時間が過ぎ 俺は学校を卒業した。
しかしその次の日 父さんが 交通事故で この世を去った
遺族は皆 泣き悲しんだ
でも俺は 何も感じなかった 何も思わなかった
魂魄 蒼摩
今。俺は。 父さんの墓の前に居た
蒼摩の母親
魂魄 蒼摩
蒼摩の母親
魂魄 蒼摩
そのまま何個もの 墓が並ぶ 道を歩いていた
魂魄 蒼摩
その幾つもの墓の中に 目を疑う名前が 見え立ち止まった。
魂魄 蒼摩
その墓には 霊夢の名前が 刻まれていた。
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
ふいに携帯に 音声メッセージが 送られてきた。 送り主は麗花先輩。
魂魄 蒼摩
俺は反射的に その音声メッセージを 再生した
博麗 麗花
博麗 麗花
博麗 麗花
博麗 麗花
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
博麗 霊夢
携帯を壊れんばかりに 握りしめて 崩れ落ち泣いた。
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
魂魄 蒼摩
どのくらい泣いたかなんて 覚えていない。 それでも立ち上がる そして....
魂魄 蒼摩
これがきっと。 最初で最後の 「さようなら」
最初で最後のさようなら [完] 長編過ぎてすみません ここまでのご視聴 ありがとうございました。
博麗 霊夢
コメント
3件
すんばらしいっ✨⁝(ᵒ̴̶̷᷄⌑ ᵒ̴̶̷᷅ )⁝
てか霊夢カワウぃぃぃぃ
やべぇなんか目から水がでちまった