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『仲直りしました』 『迷惑かけて、ごめんなさい』
2件のメッセージ
その返事を、返す
「良かったね」
送った後、ryokちゃんは、 インコが“ありがとう”と言っているスタンプを送ってきた。
確認した後、スマホを置いて考え事をする
mtk
欲を言えば、wkiと付き合いたかった
傷ついてボロボロなwkiを、少しずつ治していく
そうしたらwkiも、 僕だけの気持ちを与えてくれると思ってた。
……
最初から、その役目はryokちゃんだった
胸がぎゅうっとして、顔を歪める
歪んだせいなのか、涙が出てきた。
“俺じゃなくて、ryokちゃん”
それがどれだけ、重く苦しい物なのか
きっと、あの二人には分からない。
そう気づいてしまえば
もう、抜け出すことは出来ない
希望のない、暗闇に
僕の膝枕で寝ちゃったwki
頭を撫でながら、mtkと話したことを思い出す。
wkiが好き、と言ったmtk
好きな人だから、一心の思いで助けたいはずなのに
その役目を、僕に譲ってくれた
その行動が、“優しさ”にも見えるけど
僕には、“諦め”にも感じる。
wkiがここまで僕を好きな事は嬉しい。
けれど、自分の思いが伝わらないまま、 悲しんでる彼もいる。
その事実に、僕は耐えられそうにない
涙がこぼれそうになり、頭を上げる
すると、いつの間に起きていたのか
さっきまで寝ていたwkiは、 心配そうに僕を見つめていた。
wki
ryok
wki
ryok
ryok
wki
さっきまで僕の膝で寝てた時と違って
上半身を起こして、僕の背中を摩り続ける。
しばらくの間、僕のすすり泣く声が部屋に響いていた。
wki
wki
ryok
ryok
wki
ryok
wki
ryok
ryok
ryok
wki
ryok
wki
wki
wki
wki
wki
ryok
wki
wki
wki
あぁ、もう
ずるいよ。
上目遣いでこちらを見てくる
その瞳に僕の姿が映り
僕だけを見てくれている、と伝わってきた
ryok
ryok
僕たちは相手を思うばかり、突拍子もない行動をする。
内容によっては、本人の勘違いの時がある。
未然に防ぐのは、僕もwkiも多分無理だと思う。
だからこそ。
起きちゃったら、その度に助けたらいい。
大丈夫。
僕はwkiに、全てを捧げるから。
fin
『彼らは、暗闇の中で__』、完結です。 前の作品から期間が空いてしまいましたね… ごめんなさい 最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
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