ガバッ
また、授業中に戻っている
夢駆(ムク)
(なんで?
後ろにはアカネがいるし、先生も普通に授業を続けている。さっきも見た。
夢駆(ムク)
(なにこれなにこれ!?戻ってる!?
僕が軽くパニックになっていると、スバルが手を挙げた
昴(スバル)
センセーすみません。ムクの具合悪そうなんで保健室連れてっていいですか?
昴(スバル)
ムク、行くぞ
夢駆(ムク)
えっちょっと、
スバルが僕の手を掴んで保健室へ連れて行く
昴(スバル)
寝てろ
夢駆(ムク)
いや、僕は大丈夫だって
昴(スバル)
どう見たって大丈夫じゃねぇよ。珍しく遅刻してきて珍しく授業中に居眠りしたと思ったら、次は周りをいきなりキョロキョロ見出して。
そう言うと、スバルはため息をついた
夢駆(ムク)
(僕、そんなことしてたの!?
昴(スバル)
顔色もヤバイし、休んだ方がいい。
昴(スバル)
じゃ、俺は授業に戻ってるから
夢駆(ムク)
えっあ、スバル、ありがとう…
スバルはしっかりと扉を閉めて保健室を出た。
僕はスバルに感謝しながら、どうして今こうなっているかを考えた
夢駆(ムク)
(絶対におかしい。なんで時間が戻ってるんだ?
夢駆(ムク)
(それに、なんであの二人は黒いモヤに…
頭だけで考えると脳みそがパンクしそうなので、スマホでメモをしながら整理して考える
もうそろそろで授業が終わる頃になって、今がどういう状況で、どうしてこうなったのかが分かった
夢駆(ムク)
(まず、他の人に夢の話をするとまずい。話したら何かが起こって僕の時間が戻るか、ループする
夢駆(ムク)
(夢のこと、検索してみるか?
スマホに 夢 話す ループと打ち込む
すると、カーテンがいきなり開き、目の前に黒いモヤがいた
夢駆(ムク)
ヒュッ
驚きのあまり、声が出ない
そのまま黒モヤは、僕に覆いかぶさってきた







