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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

数分後、2人は明那の家に着いた。

瀬田川千夏

こ…ここが…明那ん家……

鬼灯明那

とりあえず入って。

瀬田川千夏

お…お邪魔します……

鬼灯明那

とりあえず、適当にくつろいでて。飲み物入れてくるから。

瀬田川千夏

ご…ごめん……

鬼灯明那

なんだろ……さっきからやけに千夏ちゃんに冷たくなっちゃう……千夏ちゃん…今の私の態度を見て…嫌いになってるかな……

明那は不安に駆られながらもコーヒーを入れた。

鬼灯明那

はい。コーヒーどうぞ。

瀬田川千夏

あ…ありがとう……

鬼灯明那

……ねぇ…千夏ちゃん……

瀬田川千夏

ん?

鬼灯明那

私の事…嫌いになってない?

瀬田川千夏

……何言い出すんだよ突然……

鬼灯明那

私…さっきから冷たい態度とって……最低だよね……

瀬田川千夏

……

鬼灯明那

……ごめんね千夏ちゃん……

瀬田川千夏

何も謝ることなんかじゃないよ。

鬼灯明那

私のこと……これからも好きでいてくれる?

瀬田川千夏

うん…

鬼灯明那

ありがとう。その言葉聞いてホッとしたよ!

瀬田川千夏

そうか?ならいいけど…

鬼灯明那

とりあえずお風呂沸いたから、入っちゃって!あ、せっかくだし、一緒に入っちゃう?

瀬田川千夏

一緒に入るは勘弁してくれ…胸どうせ揉むだろ?

鬼灯明那

ば…バレてたか……

瀬田川千夏

とりあえず、先にお風呂借りるね。

鬼灯明那

うん。

瀬田川千夏

(どうしたものか……最近また胸大きくなった気がするんだよなぁ…多分今はGぐらいまででかくなってんのかな……)

千夏は風呂に入ってる途中、自分の胸がまた大きくなってることに悩んでいた。

瀬田川千夏

(とりあえず…これからどうしたものか……)

鬼灯明那

千夏ちゃ〜ん。

瀬田川千夏

ん?

鬼灯明那

湯加減どう?

瀬田川千夏

気持ちいいよ。ちょうどいい。

鬼灯明那

良かった!じゃあご飯作ってくるね

瀬田川千夏

(親父と千佳に今日友達の家に泊まるって言っとかないとな)

数分後、千夏が風呂から上がってリビングに戻ってきた。

瀬田川千夏

お先でした。

鬼灯明那

さぁさぁ、食べて!

瀬田川千夏

こ…これは……

鬼灯明那

とりあえず家にあったもので適当に作ったんだけど…どうかな?

瀬田川千夏

す…すげぇ美味そう……

千夏は、目の前に置かれている豚バラ大根と味噌汁と熱々のお米が視界に入った途端お腹の音が鳴った。

瀬田川千夏

ちょっとまってて。家族に連絡入れるわ

鬼灯明那

うん!

千夏は千佳と父親に今日は友達の家に泊まると伝えた。

瀬田川千夏

連絡入れた。

鬼灯明那

じゃあ食べよっか!

瀬田川千夏

いただきます。

瀬田川千夏

パクッ

鬼灯明那

ど…どうかな?

瀬田川千夏

う…うめぇ……

鬼灯明那

良かったぁε-(´∀`;)ホッ

鬼灯明那

実は家では自炊してるんだ!

瀬田川千夏

思ったんだけど、明那ってバイトしてんの?

鬼灯明那

私はしてないなぁ…お父さんとお母さんが早くに亡くなっちゃったからその遺産と貯金でやりくりしてる感じ。

瀬田川千夏

え、お前ってひょっとしてかなりお嬢様?

鬼灯明那

知らない?鬼灯財閥って。

瀬田川千夏

確か…県でも有名な三大財閥だよな?

鬼灯明那

うん…実は両親は私が小学校の頃に病気で亡くなってね…そしたら財閥の人はみんな私を次の筆頭にしようってなってめっちゃ厳しく教育しだして…それが嫌になったから高校は普通の高校を選んだんだよ…

瀬田川千夏

辛いなそれは…

鬼灯明那

でも今はちっとも辛くないよ!こうして千夏ちゃんと付き合えてるわけだし!

瀬田川千夏

俺も嬉しいよ…こんな俺の事を信じてくれたこと……

鬼灯明那

そういえば、今日は家泊まってくの?

瀬田川千夏

夜も遅いし、家の方にも泊まるって連絡したよ。

鬼灯明那

じゃあ私のベッドで寝る?

瀬田川千夏

いや…どうせなら……この前みたいに…2人でひとつのベッドで……寝たい……///

鬼灯明那

キュン///(何それ可愛すぎる……♡♡)

瀬田川千夏

俺…なんか……今日……明那の家に来てから…なんか……頭がポーってする…

鬼灯明那

え?ひょっとして熱ある?

明那は千夏の額に自分の手を当てた。

鬼灯明那

熱っ!熱あるじゃん!

明那は千夏を心配したが、千夏は頭が働いてないからなのか彼女(彼)は想像もつかないとんでもねぇ言葉を発した

瀬田川千夏

明那の手…冷たくて…気持ちいい…♡

鬼灯明那

!?!?(平常心んんんんんんんんんん!!)

瀬田川千夏

スリスリ

鬼灯明那

ふぇぇ…(小動物みたいで可愛い……)

瀬田川千夏

カプッ

鬼灯明那

ひゃぅ!

鬼灯明那

ち…千夏…ちゃん?大丈夫?

瀬田川千夏

いや…なんか……さっきより体が熱くなった気がする……

鬼灯明那

早く寝よっかとりあえず!

瀬田川千夏

うん…

瀬田川千夏

ん……

鬼灯明那

千夏ちゃん……大丈夫?

瀬田川千夏

なんか…明那の手が程よく冷たくて気持ち良かった……

鬼灯明那

冷え性でずっと冷たい手も、たまには役に立つものなんだね…

瀬田川千夏

な…なぁ…明那……

鬼灯明那

なぁに?千夏ちゃん。

瀬田川千夏

おれ…明那のこと…抱きしめて寝ても……いい?

鬼灯明那

……はい?

瀬田川千夏

だから…明那のこと……抱きしめて寝てもいい?抱き枕みたいに……

鬼灯明那

……はぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?//////

鬼灯明那

ちょ、ちょっと千夏ちゃん!?君今どんなこと言ってるかわかって言ってる…の!?

瀬田川千夏

ギュッ

鬼灯明那

ちょっと!?

瀬田川千夏

明那…冷たくて気持ちいい……このままでいさせて…?♡

鬼灯明那

う…うん…///(なんだろ…千夏ちゃんって…たまに妹みたいに甘えてくるなぁ…お母さんが居ないからなのかなぁ……)

瀬田川千夏

スピー

鬼灯明那

千夏ちゃんもう寝ちゃってるし…

鬼灯明那

(にしてもなんだろこの気持ち…さっきから……千夏ちゃんが可愛く見えて仕方ない……キスしたい……)

鬼灯明那

チュッ♡

瀬田川千夏

……ん?

鬼灯明那

は!?(ついおでこにキスを……)

瀬田川千夏

唇に…する?キス。

鬼灯明那

し…したい……です……

瀬田川千夏

じゃあどうぞ?♡

鬼灯明那

チュッ♡

瀬田川千夏

んっ...///

鬼灯明那

クチュ♡レロッ♡チュッ♡

瀬田川千夏

んんっ...///

鬼灯明那

プハッ

瀬田川千夏

はぁ…はぁ…はぁ…

瀬田川千夏

気持ちよかった?

鬼灯明那

うん…すごく……

瀬田川千夏

じゃあ今度こそ寝る。おやすみ……

鬼灯明那

……うん。おやすみ

2人はこうして共に夜を明かしたのだった。

翌日、千夏は明那よりも遅く起きた。しかし目の下には深いクマができていた。

瀬田川千夏

お…おはよう…明那……

鬼灯明那

おはよ…ってどうしたのそのクマ!

瀬田川千夏

実は…寝てる間に正気になって目が覚めて…何やってるんだろうって恥ずかしさのあまり悶絶してた。数分間ぐらい。

鬼灯明那

そ…そうなんだ……とにかく、熱がひいてよかったよ!

瀬田川千夏

なんか俺…ギューってハグして寝たのは覚えてんだけど……その前の記憶がなくて……俺なんか変な行動したり変なこと言ったりしてた?

鬼灯明那

い…いや!?

鬼灯明那

(なんかすごい小動物みたいな行動とってたなんて本人の前では口が裂けても言えない……!)

瀬田川千夏

そ…そう?

鬼灯明那

そ、そんなことより!朝ごはんできてるよ!早く食べちゃって!

瀬田川千夏

あ…あぁ…

瀬田川千夏

モグモグ

鬼灯明那

この時間が…いつまでも続いてくれたらなぁ…((ボソッ

瀬田川千夏

ゴホッゴホッゴホゴホッ!!

鬼灯明那

あ、大丈夫!?

瀬田川千夏

あ…明那さぁ……それ無意識で言った?

鬼灯明那

え?

瀬田川千夏

この時間がいつまでも続いてくれたらなぁってさ…

鬼灯明那

……あっ///

瀬田川千夏

いやなんでいきなり恥ずかしがんのさ…俺もこないだ同じようなこと言ったけどよ……

鬼灯明那

ちょ、顔真っ赤だからこっち見ないで!!

瀬田川千夏

わ…わかったよ……

千夏は食事を終え、明那の家を出る用意をし、家を出たのだった。そして妹には今回明那をハグして寝たことはどれだけ聞かれても言わなかったとのこと。

ある日突然女になって……

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