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てると

あ、もう、行かないと、、、

しゆん

ん?どうしたの、てると

ゆっくり耳を近づけてきてくれる

てると

(まだ一緒にいたい!だからこそ、、)

てると

本当にごめんなさい!もう帰らなくちゃ!!

勢いよく手を振りほどいて走り出す

てると

(男だってバレたら、騙してたって知ったら!)

しゆちゃ、どんな顔、するのかな、、

まひと

てるちゃん!

てると

心配しないで!また会おう!

まひちゃんも、いつもたくさん楽しませようとしてくれて

そうま

お気をつけて

そまちゃ、気持ちを察してくれたのかな。ごめんね。

しゆん

‥‥‥

しゆん

元気でな!!!辛いことあったら遠慮せず言ってくれよ!!!頼むから!

てると

そんなの、わかってるよっ!ばいばい

てると

はぁ、はぁ、はぁ

全力で走ってきたけど、途中で、みんな追いかけて来なくなった。

会場にいた他の招待客の驚いた顔と、しゆちゃ達の何か言いたげだった表情がよぎって、不安な気持ちが胸を埋め尽くす。

てると

悪いこと、しちゃった。

てると

‥‥‥

てると

元々か、、

もう、会いたい、そして、否定してほしい

てると

必要だって言ってよ!!

てると

ねぇ

てると

誰か‥‥‥うぅ

涙が、溢れて。最近、こんなことばっか

てると

幸せを知っちゃったからだ、、

もう、体は元に戻ってしまっている。

すぐに涙を拭って前を向いた。

てると

さあ!もう馬車に戻ろう!

馬車が止めてある所の角を曲がろうとすると

‥‥

てると

嗚呼、もう、いいや

薬品の香り、ぼーっとした感覚。乱暴に動かされてることだけはわかって

てると

(会話が少し聞こえる)

てると

あー、なるほど

殺す勇気はないんだね

てると

あはっ、弱虫。ばぁーか!!

最後の力を振り絞って嘲笑うけど、余裕のある笑みで返された。

てると

(あー、嫌い)

バタン

扉のドアが閉まった

しゆん

(あー、あー、)

しゆん

はぁぁあー

そうま

(しゆんが狂った)

そうま

うん、俺もイライラしてきたな。(自分が思ってるより、ずっとあいつのこと気になってたんだな)

しゆん

おかしいよなぁー!

そうま

変だよな、、、

まひと

そまちゃ!

そうま

てると、、、

まひと

そーまーちゃ!

そうま

あぁ、ごめん

そうまはさらっと笑顔を貼り付けた。

まひと

うっ、そんな爽やかな笑顔浮かべても許さないんだからね!

まひと

てるちゃーん!!

まひと

うー、!てるちゃーーん!!!

しゆん

お前も寂しがってんじゃねーかよー!!

まひと

わぁーーん

まひと

あれ?✨てるちゃんじゃない?

てると

やっほ!

まひと

わぁ、てるちゃんだぁーー

しゆん

てると、戻ってこれたの?

しゆん王子の声は冷静で、急に帰ってきたから疑問に思ってるみたい。

てると

あのね、実はまだお姉達に虐められててね、すぐに帰って来いって言われてたんだ。

てると

でもね!

てるとはしゆんに詰め寄る

てると

あのね、えっとね、しゆちゃのおかげで、お城で暮らせばいいやって思って。

てると

えへへ、一緒に過ごしたいなって。

しゆん

あ、ああ

てると

ふふ、しゆちゃ、どうしたの?

てると

もしかして、照れて、、

しゆんは一歩離れて、軽くてるとを押す

しゆん

え、いや、あれ

まひと

しゆちゃ、てるちゃんになにしてんの?!?

てると

いいよ、びっくりしちゃったよね。ごめんね。

しゆん

‥こっちこそ、ごめん

しゆんは自分の口を手で覆って不思議そうに考え込む。

しゆん

お前、、

てると

しゆちゃ、大丈夫?

てると

体調とか、悪いのかな、、?

しゆん

てるとは、、

てると

私がどうしたの?

しゆん

‥‥‥ お前、本当にてると?

まひと

な、なに言ってるの?しゆちゃ!?

てると

まひちゃんは、信じてくれる?

まひと

も、もちろん、、、だよ

そうま

まひちゃん、違和感あるならそれは間違ってないんじゃない?

てると

まひちゃん!!騙されちゃだめだよ!!

まひと

てるちゃん、僕は!僕は!信じるよ。しゆちゃが変だ

てると

ありがとう。でも、ごめなさい。まひちゃんの気持ちには答えられない。しゆちゃが好きだから。

まひと

うん、わかったよ。

てると

しゆちゃぁ///

しゆん

何?

てると

結婚、いいよ!しゆちゃと幸せになりたい。

しゆん

そうか。

てると

えっと、踊る?

しゆん

そうだね。

しゆん

(これで、いいはずない。)

やっぱり、確信した。

しゆん

(おかしいところは、たくさんあった。)

しゆん

(だけど1番の理由は、、)

俺が、、

俺がてるとにプロポーズを受け入れてもらって、嬉しくないはずがないんだ

しゆん

ふっ、やっぱお前と踊ると楽しいな。

てると

でしょ?私も楽しいっ(*^^*)

しゆん

行こ、少しでも早くお前の両親に挨拶したい。それから、すぐに2人で暮らそう。

てると

きゃー、はっはい!もちろんです!

そう返して頬を薔薇色に染めている。

しゆんは、表向きは、優しい声色だ。

しゆん

(優しくするふりきっつ。マジで許さねえ)

だが、心の中ではめちゃめちゃ怒っている。

まひと

え、え?え??ん?

まひとはしゆんの態度の変わりように困惑した。

まひと

て、てるちゃんを幸せにしてね!!絶対に!

でも、自分にできる限りの言葉を伝えた

しゆん

ああ、任せてくれ

しゆん

絶対だ。約束する。

そうま

しゆん、応援してる。幸せにしてやれ。お前ができないなら俺が代わる。

しゆん

残念だったな、お前の出る幕はないよ。

しゆんは、どこか覚悟のこもった声で返した。

てると

ねぇ、早く行きましょう?

しゆん

あぁ、楽しみだな。

しゆん

(1秒でも早く、本物のてるとを助け出すためには、信じてるふりをして、とりあえず家まで行って探すのが手っ取り早い。)

てると

わ、た、し、も!楽しみですわっ♡

しゆん

(本性で出んぞ。演技の才能もねぇみたいだな!)

しゆん

さぁ、行こう。この馬車?

てると?

はいっ!そうです。行きましょ?

しゆん

へっ、ばぁうはどうした?そまがてるとの馬車まで運んだはずだけど。

てると?

さ、先に目が覚めて帰りました!

しゆん

そっか、じゃあ、早く乗ろうぜ

しゆんは強引にてると?を引っ張り、馬車に先に乗せ、自分も飛び乗る

しゆん

(待ってろよ、てると。)

しゆんは手を胸の前でぎゅっと握りしめた

If 騎士Aシンデレラ

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