コメント
2件
始めの間へようこそ。
こんちくわ!ナレーターです。
前回は”ゲーム”という名の”物語”の Errorを起こしてしまい、 誠に申し訳ありませんでした。
あくまでここのセカイは ポーズ画面なのをお忘れずにね?
え?忘れてたって?
なんですか? ここの間は始めの間だと ずっと思っていたんですか?
…あ伝えてませんでしたね、失敬、失敬。
この世界は”主”と名乗っている方が 創造している、デジタルワールドです。
お見知り置きを。 ではゲーム画面に戻って下さい。
…あれ?ゲーム画面に戻って下さいよ、 さぁ早く。
ねぇ?システム管理を したいのでお早めに。
いい加減にして下さい? 強制送還させますよー。
…貴方は諦めが悪いですね。
では…
いざ物語のセカイへ__
昼休みが終わって~
秋原 呱々(あきはら ここ)
僕は今彼女を眺めている。 本とか、タブレットとか見るよりも、 僕は有意義と判断したからだ。
困惑しているのは、 彼女が謎の行動をしているから。
どういう事かというと…
清水 苑実(しみず そのみ)
もう授業が始まるというのに、 寝ているからだ。
優等生で、1番前の席なのに。 僕のちっぽけな脳じゃ理解出来なかった。
担任
そう元気よく、 担任の号令で授業が始まる。
皆眠たそうにしてるのに、元気だな担任は。
いいな、と空気読めよという 2つの意味をこめて、担任の目を睨む。
担任
秋原 呱々(あきはら ここ)
担任
秋原 呱々(あきはら ここ)
思わず抑えきれなくて声が出てしまった。
何故授業の始めでは いっつも当てられる彼女が、 当てられないのだろうか?
少なからずとも寝ていたら 担任は指摘する。笑みを含めながら。
その担任の意図が理解出来ない。 何故もぶちゃんを指定したのか。
深く、長く思考している間に、 時刻は一刻一刻と過ぎてゆく。
もちろん授業が聞けているわけなく。 ノートにも書き取れずに 5限目が終わってしまった。
でも無駄にしたという実感はない。 彼女について考えられたから。
どうせ単位は取れないのだから。 無理して取る必要もない。
そう、考えている間に…
清水 苑実(しみず そのみ)
秋原 呱々(あきはら ここ)
音1つ立てずに彼女がそばに来ていた。
普段の僕なら気づくだろう。 深く思考していたから 気づかなかったのかもしれない。
疑いの心はゴミ箱に捨てることにした。
清水 苑実(しみず そのみ)
どうやら彼女には全てお見通しのようだ。
秋原 呱々(あきはら ここ)
嘘は苦手なのに嘘を必死につく。 他の人から見たら面白いざまだろう。 だって慌てながら隠しているのだから。
清水 苑実(しみず そのみ)
やはり彼女には隠し事は出来ない。 まるで全てを知っているかのように、 抑制しているかのように、知っている。
秋原 呱々(あきはら ここ)
清水 苑実(しみず そのみ)
もっと驚くかと思ったら、 回答は意外に素っ気なかった。
彼女の麗しい瞳がまた、また曇る。 見たくなくて咄嗟に手を握ろうとする。
清水 苑実(しみず そのみ)
秋原 呱々(あきはら ここ)
清水 苑実(しみず そのみ)
秋原 呱々(あきはら ここ)
初めて彼女に圧をかけられた。 そんなのに対抗出来ない 己の弱さを重んじてしまう。
またいつか、といって去っていく彼女を、 ただ真っすぐとしか見ることが 出来なかった。
花壇の黒いチューリップが ふわりと揺れていた_
ぬっしーぬしっし
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)
神子(みこ)
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)
神子(みこ)
ぬっしーぬしっし
ぬっしーぬしっし
ぬっしーぬしっし
神子(みこ)