始めの間へようこそ。
こんにちは!ナレーターです。
黒いチューリップ、綺麗でしたね。
ちなみにその奥に彼岸花もありました。 まぁ関係ないんですけれどね。ね?
ま、別に私が■■■■ん■■ん■■■とか ネタバレしてもいいんですけれど。
あ、伏せられちゃった。
ま、さっさと進みませんとね。
いざ物語のセカイへ__
秋原 呱々(あきはら ここ)
ふわりと黒い花びらが散った後、 そのチューリップは萎んでいった。
まるで”終わり”を示唆するみたいに。
彼女がなんかしらに関わっているのか。 それとも何か意図的に…?
情報が途切れ途切れで何も分からない。 もうどうすればいいの?
その思考すら遮るように チャイムがなった。
面倒くさい、と思いながら、 仕方なく席についた。
???
そう、ポツリと言葉を落とす。
「__は消えた方がいいよ。」
「こんな事も出来ないの? __は本当に出来損ないね。」
「__がいなかったら楽だったのに。」
「__は___なのに こんなに馬鹿なの?w」
「__だけ逃げてずるい。」
そんなのは全部、知らないフリをしてきた。
何度も何度も、悪口なんか聞いてきた。 嫌だよ。もう。
_だって人だもの。 サンドバッグじゃないんだよ。
???
誰にも聞こえない独り言。 だからこそ話せる。
人間って本当に醜い。
責任負いたく無いからって 責任転移したり、
あいつが悪いとか罪の擦り合いをしたり、
怒られたく無いからって嘘をついたり、 数え切れない程ある。
酷いよな、本当に。
_だって…_だって…!
1人の人間なんだよ?
なんだよッ!頭が悪いから そいつはいらない?
ふざけんなよ!
皆、必死に、必死に生きてるんだろ? 認めてあげようよ。
…ま、認められなかった結果が これだけど、ね。
???
_が生まれる意味なんて 元々無かったんだ。
そっか。
そう思うと自然と心が軽くなる。
もう、色々と疲れちゃった。
とっくに、 せわぢるせに。
花瓶の中のサンダーソニアが また1つ、花びらを落とした。
秋原 呱々(あきはら ここ)
授業で疲れ切った体をゆっくりと伸ばす。 全身がギシギシと痛い。
異常な長さに正直驚いている。
あの英語の先生の授業、 異様に長いからなぁ…
と、原因と思わしきものを浮かべる。
清水 苑実(しみず そのみ)
そしていつの間にか席に座っている彼女。
話しかけるなら今がチャンスしかない、と 話しかけにいってみる。
秋原 呱々(あきはら ここ)
清水 苑実(しみず そのみ)
彼女は無言を突き通している。 少しでも反応はして欲しい物だが。
秋原 呱々(あきはら ここ)
清水 苑実(しみず そのみ)
やっと返答してくれた。 それだけで喜んでしまう。
その後僕が殆ど話している会話で 盛り上がった_(多分)
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