ある日、私の村に越してきた男の子がいた
名前は確か、清(きよし)君だったと思う
村の人達の話によると、正義感が強く皆に平等に接するらしい
悩んでいる子には解決策を出すし、困っている子には手を差し伸べる
そういう子だったらしい
星宮の母
星宮
星宮の母
星宮
今の私と母親の関係はもはや家族とは言えないんじゃないかと思っていた
母親の言われたことにただ大人しく従う駒
当時の私も、今の私もそう思っている
村の男の子
村の男の子
そう言ってげらげらと笑う男
清
そしてその隣にいる男の子
見覚えのない顔だから、この人が清君だと思う
村の男の子
村の男の子
村の男の子
村の男の子
清
清
村の男の子
村の男の子
村の男の子
星宮
星宮の母
星宮
星宮
ぺこ、と軽くお辞儀をする
清
清
村の男の子
清
星宮
少し意識して話したけど、隠せなかったみたい
村の男の子
でも、この人は困っている子には手を差し伸べるような人みたいだし
私が傷つくことは言わないと思っていた
清
村の男の子
村の男の子
清
清
星宮
何それ、平等ってそういうことなの?
どう頑張っても変えることの出来なかった喋り方を変えろ??
意識して話してもすぐ気付かれるのに?
清
星宮
清
星宮
村の男の子
星宮
星宮の母
後ろから母親の圧があったけど、それでも構わず声を荒らげて話した
星宮
清
星宮
星宮の母
星宮
五歳にしてはよく言えた方だと思う
星宮の母
星宮
星宮の母
母親は私の腕を引っ張り家に帰った
星宮の母
星宮
星宮
星宮の母
星宮
星宮
バシッ
星宮
今までにない痛みが頬に走った
星宮の母
星宮の母
星宮の母
この後母親が何を言っていたのかは知らない
真面目に聞いていなかったから
それからはあまり外に出ず、自室に閉じこもっている
少しでも母親の視界に入ってしまうと……
星宮の母
星宮の母
そう言って母親は色々と物を投げてくるから
本とかまな板なら大丈夫だけど
花瓶や包丁を投げられると怪我をする可能性しかないから危険すぎる
でも、お風呂や厠に行きたい時は自室から出ないといけない
そういう時は必ず気配を消して、息を殺して目的の場所まで向かう
最初は難しかったしよく母親に見つかってたけど、最近は上手になってきた
星宮
星宮
星宮の母
星宮
扉越しに母親の声が聞こえる
星宮の母
星宮の母
何で急にそんなことを言うのか分からなかった
星宮
けど、返事は『はい』以外許されることは無いから__
ーー 過去編思ったより長くて私が1番困惑してる
コメント
15件
村の男の子とちよちゃんの親○ってくるか!
清まじできしょ殴ってこよ(毎度恒例) 無駄な事言うなやァァァァァ!!!!!! あ、また行っちゃったテヘペロ 千夜ちゃん!!もう大丈夫だよ!!ヘヘッ
( ᵒ̴̶̷᷄꒳ᵒ̴̶̷᷅ )泣きそう…千夜ちゃん…無理しないで?