苺花
(はぁ...まただ。)
授業中、いつも彼は私の
フードを引っ張ってくる。
内容は様々なもので...
今日はー...
大翔
消しゴムかしてコソッ
苺花
......。
私は無言で彼に消しゴムを 渡す。
いつもの事だ。
ーテスト中ー
私は消しゴムを使う時
ケースを外す。
苺花
(あの野郎...まーた消しゴムの角を使いやがって...)
シュ...素早くケースを 外すと...
苺花
!?
ガッッシャーン!!!!!!
よりにもよって国語のテスト...
担当の先生はむっちゃ怖い...
国語担当先生
...(睨む)
苺花
すいません。
素直に謝って、散らばった物を 拾い集める。
この時の私の顔は
とても...熱かった。
消しゴムの表には
『いつもありがと。』
裏には...
『好きだ。』
ー放課後ー
苺花
よしっ!
苺花
行くかぁー
私は気分よく雑貨屋へ 向かった。
なぜって?
彼に合う消しゴムを
探しに行くために。
ー終わりー