コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
彼女はいつしか変わった
上層部入りした頃は笑顔を見せていたのにも関わらず
今では瞳が笑っていない
夜、煙草を吸おうと喫煙室に行こうとする時、彼女の部屋には必ず明かりが付いている
徹夜...かは分からない
彼女は超絶健康体。言い方はアレだが、夜更かしはできない体質で徹夜なんてもってのほか
そして、僕らとの会話も少なくなってきている
仕事が忙しいのはよくわかる
でも、変化がスゴすぎる
彼女は学校でも、酷い扱いを受けていた
だが、それをする人間はもう居ない
なのに、なぜ
偽ろうとするのか
鬱
城下町に出ていた僕は近くの店で傘を買って軍本部である城まで歩いていた
鬱
雨が降っているのにも関わらず、傘を刺さず歩いている“我が総統”の姿があった
鬱
サクラ
いつもの彼女ではなかった
長いピンクの髪は水に濡れ、服もびしょ濡れ。 顔には泣いた跡のようなものも着いていた
鬱
サクラ
無気力すぎだ
真顔で言っている彼女からはいつものオーラは感じない
鬱
サクラ
鬱
咄嗟に手首を掴んだ
後方から引っ張られ、後ろに倒れるような形で彼女は僕にもたれる
サクラ
鬱
離してはいけないと思ったんだ
離したら、先輩が何処かに消えてしまいそうで怖くなった
サクラ
鬱
サクラ
鬱
?
鬱
ゾム
サクラ
ゾム
鬱
ゾム
サクラ
先輩とゾムは親戚らしく、誰よりもフレンドリーに話していた
ゾム
サクラ
鬱
サクラ
サクラ先輩は鬱の手を払い走り出してしまった
ゾム
そして、ゾムも慌ててサクラ先輩を追いかけていってしまった
鬱
応答なし
鬱
応答なし
鬱
鬱
応答なし
鬱
応答なし
鬱
鬱
トントン
鬱
トントン
鬱
鬱
トントン
トントン
鬱
鬱
鬱
地獄から救ってくれた人やから
鬱