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ーーー昼休み・屋上

屋上にあるベンチに 横になり空を仰ぐ。 頭を巡るのは あの時のこと。

ー回想ー

瀬田 周

ねえ冬馬さ

瀬田 周

もし俺が

瀬田 周

如月さんのこと好きって言ったらどうする?

如月 冬馬

はあ?

瀬田 周

真面目に答えて

如月 冬馬

…………

如月 冬馬

別に好きになるのは勝手だし、何も思わねぇよ

如月 冬馬

駄目だとかやめとけとか、そんなん言う資格誰も持っちゃいねぇだろが

如月 冬馬

あいつもお前が好きだっつーなら
それでいんじゃねーの

瀬田 周

それ本気で言ってるの?

如月 冬馬

あ?

瀬田 周

俺の目には冬馬が如月さんに
特別な想いを寄せてるように見える

瀬田 周

違う?

瀬田 周

違わないよね

如月 冬馬

あのなあ

如月 冬馬

あいつはキョーダイだぞ

瀬田 周

関係ないでしょ

瀬田 周

血の繋がりないんだから

瀬田 周

まあ、キョーダイだからって
諦めてくれたら俺は嬉しいけど

如月 冬馬

……

如月 冬馬

自転車取ってくるわ

ー回想(終)ー

''俺の''

姉貴が迷惑かけたな

さっき言った言葉

あれはちょっとした対抗心だったのだろうか

如月 冬馬

……

きっとそうなんだと思う。 周にああ言った意味をわからせて 彩未には悟られないように 今できるオトウトの精一杯。

手を空にかざす。 かざした手から太陽が見え隠れする。

近いようで 一番遠い存在

そんなキミに俺は 10年前から 恋をしている

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