日本国民
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病床を囲むカーテンを開けると、いつものように天井を見つめる父がいる。
俺は隣に置いてあった椅子に腰をかけた。
ドイツ
反応するわけないと知っているが、今日も問いかけてしまう。
俺はあと何年意味のないことを続けなければいけないのだろう。
目は開いても機能はしていないし、
こっちの言葉が聞こえているかも分からない。
ナチス
出せるのは意味のない声だけ、意思疎通など計れない。
毎日金出して、見舞いに行って、世話して、
いつからかもう生きている意味もないのに、と思うようになった。
そもそも父親のことは好きじゃないし、
戦争の後遺症も、障害も、もう治らないと知っている。
なのに回復するかもしれないだなんて幻想抱くのは、
ただの現実逃避で、意味のないことだと気づいてしまったんだ。
今の父の生きている意味が感じ取れなくて、
嫌いなのに、もう助からないって事実が何故か辛くてさ、
早くこの呪縛から解放されたいんだ。
俺は父さんさえいなくなれば楽になるんだ。
父だって、きっと解放を望んでいる。
何したって、本当はずっと苦しいから、
こんな命は終わらそう。
そう思って、俺は立ち上がり、
鞄に潜ませていた鋭利なナイフを取りだした。
ドイツ
いざやるとなると恐怖で心臓がはち切れそうになるから、
息をのんで、怖じけづかないうちに。
ドイツ
熱い目を固くつむり、早く死ねるようにと首を狙った。
ザャグゥッッ!!
シーツに広がる血液や、父の呻き声が、
もう後戻りはできないということを必要以上に知らせていた。
終
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コメント
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君ら誤字あること気付いた?私は気付かへんだよ。 へ へ の の 反省はちょっとだけしてる。 も ちょっとだけ。 へ