私の話

トラウマを植え付けられたのは小学生の時だった

幼馴染はずっと仲がいいと思っていた

喧嘩も大してしていなかった

ましてやいじめなんて

あるはずない

と、

なんでこうなったのかはよく覚えていない

確か

幼馴染である葵が何人かで他の子をいじめていて

それを止めてから

全部

全部

私に降りかかった

そうだった彼女からすれば全部が全部おもちゃで

ただの"遊び"だった

それでも周りの大人や友達だった子は知らぬフリをした

助けてなんてくれなかった

だから私は親に頼み込んで転校させてもらった

でも

転校先で何ヶ月かした時 夢にこの頃の光景が出てきた

怖かった

気持ち悪かった

何よりまた同じことが起こったらと思うと 満足な睡眠も取れなくなった

そこからは学校に行けなくなった

小学六年生という学校生活も終盤に近ずいて来た頃

私は保健室登校という形で学校生活を再開した

でも拭いきれない謎の罪悪感や嫌悪感によりまた

消えたくなった