曲パロ

お兄ちゃんともっと遊びたかった

お兄ちゃんといっぱい話したかった。

喧嘩で終わりたくなかった。

最期まで笑顔でいてほしかったな。

いっぱい甘えたりしたな。

とても楽しかったな…

でももう会えないんだ…

こっちに来るまで会えないんだ…

でも、こっちに来て欲しくない。

せめて、お兄ちゃんだけはって思うこともあるんだ。

また。昔みたいに、抱きしめて、撫でて、甘やかしてくれる、？

我儘でごめん…お兄ちゃん…

……寂しいな…

会いたいよ、お兄ちゃん＿＿。

ねぇ。

君から見て僕の顔は何色に見えてるのかな？

本当は君が描くような澄んだ色なんかじゃないんだ。

物語の主人公みたいな

正義のヒーローのような

行動と

言葉をなぞった

心臓に点滴を刺すような歌で

朝を生き延びては。

夜の重さに首を絞められながら

息も止められやしない。

ああ。

世界より君を選ぶって

みんなに言っちゃった

この腕は2本しかないのにさ

神様じゃなくてごめんね

ああ。

振り撒いた情けが

牙になって襲ってきちゃった

きっと全て許せると思った

強くなくってごめんね。

お兄ちゃん…ごめんね

いっぱい迷惑かけてごめん。

怒らせてごめんね。

何も知らずに怒鳴ってごめん。

ストレス溜まってるのにもっと負担かけてごめんね。

ねぇ。許してなんて言わないから

我儘なんて言わないから

だから…

だから…笑ってよお兄ちゃん…

ごめんね。お兄ちゃん＿＿。

このどうしようもない世界でさ。

きっと僕は愚かな人

でも、君も同じ愚かな人。

だからわかってくれると思った

それを願ってしまったんだ。

あぁ。

きっと僕は優しい人

でも、君は僕より優しい人

どうか君だけは僕みたいにさ

光を見失ってしまわないで。

こんな結末じゃ嫌だよね。

あぁ。

いつの日か投げた言葉が

全部返ってきちゃった

この温度は確かにあるのにさ

神様じゃなくてごめんね。

あぁ。

さよならをしないために

こうするしかなかったんだ

君の目を頼りたくなってしまった

理想になれなくてごめんね。

あぁ。

全人類を愛すなんてことは出来なかったよ

だからどうか僕を恨んでくれ

神様じゃなくてごめんね。

お兄ちゃん。

ありがとう。

生きてるだけで僕は嬉しいよ。

そしてごめんね。

我儘言ったこと。

迷惑かけたこと。

怒ったこと。

どれぐらい謝ればいいのかわからないほど。

ごめんね。

許してなんて言わないよ。

また。会えたらいっぱい謝るよ。

生きてる間はいっぱい笑っててね。

僕との約束だよ。