コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
ーーー
ーーー
ーーー
ーーー
観客席から拍手が聞こえる。
ーーー
ーーー
会場の歓声が聞こえ、 マシンに乗り込む。
ーーー
ーーー
ーーー
これまた歓声が上がる。
ーーー
エンジンを入れ、 マフラーの音が響いた。
ーーー
マシンを動かし、 位置につく。
私は1レーン、 玲香は7レーン。
ーーー
ーーー
シグナルが青に変わり、 ハンドルを握る。 その日のレースが始まった。
ブォーー とマフラーの音が会場に響く。
ーーー
ーーー
ーーー
ーーー
コーナーでハンドルをきりながら 後方を確認する。
2周目にはもう 玲香との一対一になっていた。
ブォーーーー
アザミ
4周目にして、なかなか玲香を離せない。
こちらを風よけに後ろについてくる。
アザミ
メインストレート前の カーブがキツイコーナーを目指し、 アクセルを、踏む
今だ、 そう、ハンドルを切ろうとする。
が、ハンドルは動かず、 玲香 に抜かされ
私は壁に衝突した。
ギギギッガッシャンッ
鈍い音とボンレットが壊れる。
スピードがあったのもあり、 ブレーキが効かなかった。
ーーー
ーーー
会場は騒然とし、誰もが私を見ていた。
目の前が赤色に染まっていく。
脚が潰れた。
衝撃で首をやっている。
レスキュー隊のサイレンが 聞こえてくる。
真っ赤な血が ゆっくりと私の視界を 埋めていった。
ーーー
声が聞こえる
ーーー
ーーー
意識が朦朧として声が出ない。
ーーー
ーーー
死にたくない、 なんて。きっともう叶わない。
¿?¿
きっと
玲香
が私を殺したんだ。