私は、毎年田舎のおばあちゃん家に来ている。
大人まであと一歩
お姉ちゃん
野々川 夏樹
お姉ちゃん
私、夏樹。
これは5年前の8歳の頃。
迷子になった日。
彼方
野々川 夏樹
彼方
お姉ちゃん
偶然出会った、彼方と言う男の子。
私は彼に恋をしていた。
野々川 夏樹
彼方
それから、シャボン玉で遊んだりボールで遊んだり…
沢山遊んだの。
そんなある日、
お姉ちゃん
お母さん
到着して一目散に彼方に会いに行く。
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
お姉ちゃん
お姉ちゃん
野々川 夏樹
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
彼方
じゃあ私ももうすぐ見えなくなるの…?
好きなのに…大好きなのにっ…
そうだ。子供のフリするんだ!
彼方
野々川 夏樹
こうしていると、いつまでも彼方が見えるはず。
彼方
野々川 夏樹
彼方
彼方が透けてる…
野々川 夏樹
彼方
野々川 夏樹
野々川 夏樹
彼方
彼方
野々川 夏樹
彼方は透けていなくなった。
私、彼方の事忘れないよ…
夏樹、 13歳。
大人まであと一歩です。
〜完〜
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