【 数年前 】
暑くて汗で濡れた体に蝉の声が響く、この時期は花も枯れやすく夏休み以外の楽しみがない為あまり好きではない。
誠一
屋上の鍵を勝手に職員室から持っていき、2人で弁当を食べる。そんな毎日がオレは大好きだ。
まどか
誠一
まどか
なぜ悪いことをしてでもこうして一緒に過ごしているのか、その理由は簡単でオレらは恋人だからだ
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
【 現在 】
誠一
まどか
誠一
まどか
健三
まどか
健三
誠一
まどか
誠一
健三
誠一
まどか
誠一
まどか
誠一
健三
健三
誠一
まどか
健三
まどか
誠一
健三
誠一
【 屋上 】
誠一
まどか
健三
まどか
あの時からオレ達は変わらず付き合っている、変わったのはオレ達の周りだけで、オレ達は変わらない、あの時のままだ。
とは言いきれない、確実に変化している部分もある。だからこそまだオレと恵美が付き合っていることが驚きだ、若気の至りだと笑い会う日が来るだろうと学生時代に二人で話していたが今も変わらず隣で笑いあえているのだから。
まどか
誠一
まどか
その時、誰かの腹がなった。
健三
誠一
まどか
健三
3人で景色を見下ろしながらおにぎりを食べる、あの時からおにぎりの味は変わってない、街の景色もかなり変わったし恵美の他に健三という仲間ができたのに、変わらぬものというのは案外多いのだろうか。
誠一
街の人がオレのことを見る目も変わった、オレの体も、恵美の価値観も、季節を重ねた回数も、全て変化している
まどか
誠一
健三
誠一
健三
まどか
誠一
健三
まどか
誠一
柵越しになにか変なものが見えた気がした、気の所為かもしれない…そう思ったが妙にその変なものの正体が気になって
外を見る為に柵に近づく、そうしてオレはその変なものの正体と目が合った時
意識を失った。
コメント
6件
素敵な小説ありがとうございます🙇♀️ 誠一くんが目にしたモノとは何なのでしょうか。そして頭打ってませんか?!
えっ、めっちゃ素敵な小説ですね! 誠一くんが目にした物が何か気になるし、そして目にした物で誠一くんが何故、倒れたのか気になります! 続きを待ってます!