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文學学園物語

第129話 - 物語7章弐拾玖話　絶叶の真意　絶望

2025年07月08日

#文スト

#学パロ

#オリキャラ注意

#シリアスだったりギャグだったり

#既存伽羅設定追加注意

#文學学園

葉曖麗奈　不定期

ノエル・アーミアス

……う…く…………ッがハッ！…！〔吐血しながら、絶叶の蘇生を続け〕

ルーノ・アーミアス

ノエルッ！！〔ノエルに駆け寄り〕

ノエル・アーミアス

お…兄ちゃ………っゴホッ！〔吐血し〕

ルーノ・アーミアス

ノエル…！お前なんでそんな……

ルーノ・アーミアス

負荷が重くなる事分かってんだろ…！？

ルーノ・アーミアス

なのになんで…………

ルーノ・アーミアス

其奴が俺らに何してきたか、覚えてんだろ…？！

ノエル・アーミアス

………あの時、絶叶さんは……

ノエル・アーミアス

僕達に向けて…っ謝ってた………〔視線を絶叶に戻し、蘇生を続け〕

ルーノ・アーミアス

っ！

ノエル・アーミアス

その時……悟ったの………

ノエル・アーミアス

絶叶さんは、本心で…僕達の事……痛め付けてた訳じゃ………無い…って……〔目を細め、涙を流しながら〕

ルーノ・アーミアス

ノエル………

ノエル・アーミアス

だから………だからっ！

ノエル・アーミアス

なんで、僕達の事痛め付けてたのかを聞く為にも…！

ノエル・アーミアス

……仲直り…する為にも………！！

ノエル・アーミアス

この人には生きて欲しいのっ！！〔大粒の涙を流しながら、蘇生を続け〕

ルーノ・アーミアス

……………〔ノエルの気持ちを聞いて、何も言えなくなって〕

ノエル・アーミアス

だから……お願い…………！

ノエル・アーミアス

目を覚まして…………っ

咲華蛇　叶夢

…………っ…！〔頭を抑えつつ、触手を叩き付け続けており〕

その触手が、ノエルやルーノ、絶叶の方へ飛んで来て

ルーノ・アーミアス

っ！ヤベェ………

ルーノ・アーミアス

ノエル！一旦逃げんぞ！

ノエル・アーミアス

無理だよ！蘇生中に動いちゃったら、無意味になっちゃう…！

ルーノ・アーミアス

けど…！

触手が、間近に迫り

ルーノ・アーミアス

っ！〔目を閉じ〕

月下獣っ！

中島　敦

っ！〔3人に叩き付けられそうになっていた触手を虎化した腕で防ぎ〕

ルーノ・アーミアス

中島敦……！？

中島　敦

…く……っ………！〔触手の力が強いのか、防ぐのでさえ少しキツそうにして〕

太宰　治

2人共！早く校庭から離れて！

ノエル・アーミアス

さっきも言いましたけど

ノエル・アーミアス

蘇生中に動いたら、効果がパーになっちゃうんですよ！

太宰　治

……ノエル君が蘇生を継続出来ていれば良いんだね…？

ノエル・アーミアス

…その通りです、継続出来ていれば………

太宰　治

……簡単じゃないか、誰かに抱えて貰いながらやれば良い

太宰　治

距離が問題なら、絶叶も抱えてね

太宰　治

………正直な所、早く行くなら敦君が良いんだろうけど……〔触手を防いでいる敦を見て〕

太宰　治

…………ルーノ、やれるかい？

ルーノ・アーミアス

！？〔そう聞かれた事に驚き〕

ルーノ・アーミアス

………あぁ、ノエルもこの糞隊長も片腕ずつで持って走れるぜ

太宰　治

うん、それなら任せるよ〔微笑〕

太宰　治

………敦君！暫くその儘耐えれるかい！？

中島　敦

す、少し限界が近いですけど………出来るだけ、やってみます……！

太宰　治

お願いね！〔その場から走り出して〕

ルーノ・アーミアス

おら、行くぞ！〔両脇に2人を抱え、走り出し〕

太宰　治

…………(…本当なら、私が無効化出来れば良かったんだけれど……)

太宰　治

(叶夢君のあの触手、あれに触れたり傷が付いたら、そこから崩れる効果があるみたいだし、迂闊に触れれないのがね………)〔走りながらそう考え〕

ルーノ・アーミアス

……おい、彼奴に任せておいて良いのか…？〔太宰の隣に並走して〕

ルーノ・アーミアス

実際にあれを受けたから分かるが……あれ、身体がボロボロに崩れるんだぞ……？

太宰　治

敦君は異能のお陰で傷が再生するんだ

太宰　治

だからそれで死ぬ事は無い筈だよ………

太宰　治

恐らく、だから……早めに手は打っておいた方が良いけれど………

ルーノ・アーミアス

恐らく……って、多分って意味のあれだよな……！？それ結構ヤバくねぇか！？

太宰　治

……………いや、たった今打てる手を考えたから、大丈夫だよ

ルーノ・アーミアス

今対策考えれたって………お前の脳みそどうなってんだよ……

一方、何とか耐えている敦は……

中島　敦

っ………〔防いでいる腕がボロボロと崩れ始め……たと思えばすぐさま再生し〕

中島　敦

……流石に…力が強過ぎる………これだけの力……何処に………？

そう敦が呟いていると

ズシリ

と、触手が重くなり

中島　敦

っ！？〔急で少し押されたが、何とか耐え〕

中島　敦

……なんで、急に重く…！？

中島　敦

……まさか…！

中島　敦

別の触手が……上に乗っかったのか…？！

その直後、ズシリ、またズシリと防いでいる触手が重くなっていき

中島　敦

ぐっ……！も、もう……流石に………限界が…………

…その時

羅生門　連門顎

複数の黒獣が飛んで来て、触手を噛みちぎっていき

敦に防がれていた触手全てを噛みちぎっていって

中島　敦

っ……〔ちぎられた触手を退かして〕

中島　敦

……今の、芥川か？〔黒獣が飛んで来た方を見て〕

芥川　龍之介

他に誰が居ると思っている……〔口元を手で覆いながら、敦の方へと歩いて来て〕

中島　敦

いや、意外だと思って……

芥川　龍之介

僕は太宰さんからの命で動いたまで……

芥川　龍之介

貴様がどうなろうとどうでも良い

中島　敦

あいっかわらずだな………まぁ一応、感謝はする……

中島　敦

…兎に角、今は校庭から離れないと……

芥川　龍之介

いや、その必要は無い

芥川　龍之介

貴様が意地汚く時間を稼いでいる間に、簡易的な作戦会議を行った

中島　敦

お前なんか普段より口が悪くないか…？意地汚くって………

中島　敦

それより、作戦会議？一体どんな……

芥川　龍之介

今に分かる

咲華蛇　叶夢

……………〔顔を顰めながら、まだ触手を地面に叩き付け続けており〕

ガシッ

咲華蛇　叶夢

っ！？〔掴まれた足を見て〕

中原　中也

……そういや、浮かせた事はあったが………

中原　中也

これはやった事無かったなぁ！？〔そう言って笑い、その儘叶夢を地面に投げ〕

咲華蛇　叶夢

っ……！！！〔抗おうとしても地面に落ちるスピードと身体の重さで何も出来ず〕

ドゴーーッン

咲華蛇　叶夢

………っ…！〔投げつけられ出来たクレーターから抜け出そうとするが動けず〕

中島　敦

………………〔唖然として〕

芥川　龍之介

……作戦とは言ったが、内容は単調

芥川　龍之介

中也さんが浮遊し叶夢に触れ、その後重力操作を使い地面へ下ろし

芥川　龍之介

太宰さんが無効化する……

中島　敦

……触れるだけでも難易度高い気がするんだけど………

中島　敦

叶夢君、気配を殺して背後に来た咲華蛇絶叶を、知っていたかの様に肘打ちしてたぞ？

芥川　龍之介

あれは敵だったから警戒していた、と言う事で納得出来る

芥川　龍之介

だが僕らは味方、隙は必ず生まれる

芥川　龍之介

特に、太宰さんや中也さん相手ならば

中島　敦

味方で且つ信用・信頼が高い人達なら、警戒もされず近付けるって事か……

中島　敦

…それで、お前は僕の救出を言い渡された訳だな

芥川　龍之介

ふん……

中島　敦

……………〔その態度に呆れ、目線を叶夢の方へと移し〕

中島　敦

……！…おい……芥川………

芥川　龍之介

なんだ……………っ！〔イラつきつつ同じ場所を見て、驚き〕

咲華蛇　叶夢

……ぐ…っ……ゥ゛………〔重力で身体が重い中、クレーターから起き上がり、立って〕

中島　敦

……なぁ、あれも…織り込み済み………なんだろうな……？

芥川　龍之介

………………

中島　敦

……おい、何となく太宰さんを擁護しようと言葉を考えているのは分かるが、今は正直に答えろ

中島　敦

………そういう感じだったか…？

芥川　龍之介

………………………いや、恐らく想定外だ……

芥川　龍之介

中也さんの重力操作で完封する、と言う様子だった………

芥川　龍之介

……一番に考えられるのは、中也さんが調整を誤った、という事………

芥川　龍之介

だが、その様なミスを犯すとは思えぬ……

芥川　龍之介

それをなしにしたとて、規格外な事には変わらない………

芥川　龍之介

…何時でも戦闘に入れるよう、準備だけはしておけ

中島　敦

あ、あぁ…………(意外に色々と話したな……)

咲華蛇　叶夢

……………

咲華蛇　叶夢

……………

咲華蛇　叶夢

…………あはっ

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やはり新双黒だ〜〜！！すっごいや敦くん、耐えきるなんて、、芥川くんめちゃめちゃ喋れてよかったね（？）中也さんの重力を持ってしても平然と立ち上がる叶夢くんやばすぎない？？？想定外、、でしょうね！！（今日学校で1話分のメモ書きできたので明日書きますわ）

葉曖麗奈　不定期

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