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月ヶ瀬 瑠愛
お邪魔します…
月ヶ瀬 瑠愛
（先生、いきなり月夜君に勉強
教えてって）
教えてって）
月ヶ瀬 瑠愛
（びっくりだよ…嫌いな人だし）
月夜 凛人
何ブツブツ言ってんだ？
月夜 凛人
早く教えろよ
月ヶ瀬 瑠愛
あ、ごめん
月ヶ瀬 瑠愛
（態度冷たいし、よく分かんない）
2時間後
月ヶ瀬 瑠愛
だからここはこうなるの
月ヶ瀬 瑠愛
分かった？
月夜 凛人
うん
月ヶ瀬 瑠愛
じゃあ今日はここまで
月ヶ瀬 瑠愛
お茶、ありがと
月ヶ瀬 瑠愛
帰るね
月夜 凛人
おう
月ヶ瀬 瑠愛
（はー、なんか疲れた）
月ヶ瀬 瑠愛
（あいつ、何考えてるのやら）
月ヶ瀬 瑠愛
（それしても綺麗だなー）
月ヶ瀬 瑠愛
（月…）
月ヶ瀬 瑠愛
（え…月って）
月ヶ瀬 瑠愛
（"月ヶ瀬"の"月"と"月夜"の"月"
一緒なんだ…）
一緒なんだ…）
月ヶ瀬 瑠愛
（って、なんで私月夜君の事
考えてんだ）
考えてんだ）
月ヶ瀬 瑠愛
（ばっかみたい笑）
月ヶ瀬 瑠愛
いただきまーす
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
あ、瑠愛。話があるの
月ヶ瀬 奏（パパ）
あのな、パパとママ明日から海外の病院で仕事することになった
月ヶ瀬 奏（パパ）
確か、10月1日まで海外で仕事して、2日に帰ってくる
月ヶ瀬 瑠愛
（1日って期末テスト…）
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
1人でしばらく留守番、
できるわよね？
できるわよね？
月ヶ瀬 瑠愛
月ヶ瀬 瑠愛
うん
月ヶ瀬 瑠愛
頑張ってね
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
ありがと、瑠愛
月ヶ瀬 奏（パパ）
明日瑠愛が起きる頃にはもうパパ達いないから
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
―あと！
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
1日まで一緒にいてくれる
人がいるの
人がいるの
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
えーっとね…この子！
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
月ヶ瀬 瑠愛
え、なんで月夜君知ってるの？
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
私のママ友の息子さん
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
細かいことは明日いろいろ
聞いて♪
聞いて♪
月ヶ瀬 瑠奈（ママ）
じゃあ、おやすみー
月ヶ瀬 奏（パパ）
明日、電話するから
月ヶ瀬 瑠愛
…うん
月ヶ瀬 瑠愛
（ちょっと待って、なんで
月夜君がいるの？）
月夜君がいるの？）
月ヶ瀬 瑠愛
（明日聞いて見なきゃ）
月ヶ瀬 瑠愛
ねぇ月夜君
月ヶ瀬 瑠愛
今日から私の家で過ごすって
ほんと！？
ほんと！？
月夜 凛人
実はそういう事らしい
月夜 凛人
俺の母親、お前の母親と仲良いって
言ってたから
言ってたから
月夜 凛人
その影響じゃね？
月ヶ瀬 瑠愛
（ママが言ってた通りだ…）
月夜 凛人
なんかいきなり母親が｢明日から瑠愛ちゃんの家に泊まってね」とか言い出して
月夜 凛人
（俺がなんでコイツと？）
月ヶ瀬 瑠愛
そうなんだ
君津 晴香
珍しいじゃん、2人が話してるなんて
君津 晴香
なにぃどうしたの笑
月ヶ瀬 瑠愛
別に、な、なんでもないよ
月夜 凛人
（なんで焦ってんだよ）
月夜 凛人
（でもコイツと期末の日までいるのは
悪くないかも）
悪くないかも）
君津 晴香
なにボソボソ言ってるの？
月夜 凛人
別に、
君津 晴香
あっそ。
君津 晴香
もうHR始まるから戻るね
月ヶ瀬 瑠愛
うん
月夜 凛人
お邪魔しマース。
月夜 凛人
（思ったより綺麗な家だな）
月ヶ瀬 瑠愛
（はぁ、なんか変な気分）
月夜 凛人
（部屋ってどうなんだろ）
月夜 凛人
（もしかして一緒！？）
月ヶ瀬 瑠愛
あ、部屋はパパの書斎で寝てね
月夜 凛人
（なんだ、びっくりした）
月ヶ瀬 瑠愛
じゃあ勉強始めるから荷物部屋に
置いてここに来て
置いてここに来て
月夜 凛人
うーーす
月夜 凛人
（ここか…）
月夜 凛人
（確かあいつの父親、医者なん
だっけ）
だっけ）
月夜 凛人
（本棚エグいほど医療関係の
本あるし）
本あるし）
月夜 凛人
（これ読んだだけで目が回りそうだ）
月ヶ瀬 瑠愛
ちょっとー、まだー？
月夜 凛人
今行く
月ヶ瀬 瑠愛
じゃ、勉強始めるよー
月夜 凛人
はぁ、お前どんな格好してるんだよ！
月ヶ瀬 瑠愛
どんなってこれ、ジャージだけど？
月ヶ瀬 瑠愛
月夜 凛人
（スカートが短いし、ジャージが
似合っててまるでモデルみたいに―）
似合っててまるでモデルみたいに―）
月夜 凛人
（キレイ…）
月夜 凛人
（って俺何考えてんだ。あいつの
どこがいいんだか）
どこがいいんだか）
月夜 凛人
………………。
月ヶ瀬 瑠愛
（もしかして、ドン引きされた！？）
月ヶ瀬 瑠愛
（毎日この格好だから地味なの
かも…）
かも…）
月ヶ瀬 瑠愛
（もうちょっとまともな格好するべき
だった…）
だった…）
月ヶ瀬 瑠愛
（って私、なんであいつのために
心配するわけ？意味わかんない）
心配するわけ？意味わかんない）
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