萌愛(もあ)
教室に…戻ろう?
萌愛(もあ)
大丈夫!私がいる!
海奈(しいな)
うん!ありがとう。
机の落書きは私達2人で跡形もなく消した。
先生にバレたらチクったとか言われてもっと酷い目に合うかもしれないと海奈が恐れたのだ。
女子2
あ、消しちゃったんだ〜
女子1
せっかく上手く書けたのに〜
と、笑ってる。
そんな事が毎日続き3ヶ月後、海奈は追い込まれて不登校になってしまった。
よく3ヶ月も頑張ったな、
なんて思っていた。
女子1
あーあ、今回のおもちゃは持たなかったね〜
女子2
うん、3ヶ月後で折れちゃうなんて…
女子2
1番持ったのは〜…誰だっけ
女子1
そんなのもう覚えてないよww
女子1
確か中学の時のは1年間持ったよね
女子2
体調不良で休む事もあったけどなんだかんだ1年持ったもんねw
中学ん時からそんなことしてたんだ…
根から腐ってるんだな…
女子2
ね、海奈も不登校になった事だしさ、私達と連まない?
女子1
勿論、しばらくは筆談でもいいからさ!
ごめん、それは出来ない。この前も言ったでしょう?海奈を裏切る事なんて出来ない。
と、ノートに書き込む。
女子1
えー、やっぱり海奈を取るんだ。
女子2
あんなに酷いことしたのにね!
えっ…どういうこと?
女子1
あ、なんでか知りたい?
私が頷くと同時に口を開いた。
女子1
私、幼稚園の時アンタをハメた中の一人よ?
女子2
はーい!私もでーす!
と、煽ってくる。
女子2
知ってる?
女子2
本当はね…ハメようって言ったの…
女子2
海奈なんだよ…
え…?