翌朝
雫玖(しずく)
ググッと体を伸ばし諸々の下準備をする
雫玖(しずく)
長い髪をかわいらしい帽子の中にしまいとりあえず朝のコーヒーを入れながらのんびり店内のお掃除
雫玖(しずく)
軽く床を水拭きしてから乾拭きして次は出入口を掃き掃除してお花に水をやる
その後、窓内側、外側を綺麗に拭き 上げる
雫玖(しずく)
満足するだけ綺麗にしてから扉に掛かっている看板を 【起きてますよ〜♪】 に変える
雫玖(しずく)
お客さんが来るまでコーヒーを飲みながら待つ
雫玖(しずく)
草薙さんはほぼ毎日お店に通ってくれる
基本的にお昼とかが多いが…たまに、朝や夜、ちょっと変わった時間に来てくれる時がある
因みに今は朝の5時、 5時から夜の8時まで
まぁ、準備やらで4時辺りから起きることが多いかなぁ…早起きの達人さんです
雫玖(しずく)
「それに…もうそこにお客さんいるし」 そう思うと同時に入店を知らせるベルが鳴り響いた
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
??)そそ、1人だよ〜
雫玖(しずく)
??)はーい★
金髪イケメンさんは私の真ん前のカウンター席に座り 「オススメとかってある?」 と聞いてきた
雫玖(しずく)
??)そそ、俺ちゃん始めてくるお店は店長さんとか店員さんのおすすめを聞くのが定番なの♪
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
??)結構あるんだねぇ…てことはオムライスとかもある系?
雫玖(しずく)
??)なら良かった〜俺ちゃんちょうどオムライス食べたい気分だったんだよね〜
雫玖(しずく)
??)ケチャップで!
雫玖(しずく)
??)ん〜…ミルクティとかある?
雫玖(しずく)
??)じゃあそれで!
雫玖(しずく)
??)もちのろん!
雫玖(しずく)
一通りの注文を受けてからテキパキと料理の方を初めて行く
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
??)ん〜…君がはくっちのお気に入りちゃんなんだよね?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
??)そそ、俺ちゃんその子の知り合いなの、観月累っていうの、よろりん♪
雫玖(しずく)
累)あ、ほんと〜?俺ちゃんの事なんて言ってた〜?
雫玖(しずく)
累)え〜、はくっちずるーい
雫玖(しずく)
累)え"ッ…は、はくっちから聞いたとか…じゃ、無い…の?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)え〜、酷ーい
雫玖(しずく)
累)!!(はくっちもしかして話した…?)
累)…何でそう思うの〜?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)(勘…は、だいぶ鋭そう…)
累)ダークウィックアカデミーの事…どう思ってる?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)やだなぁ、ただの興味本位だよん★
累)まぁでも…ちょっと危ない情報を取り扱っているのは本当
累)怖〜いお化けを見つけてこーいって言われて結局何も見つからなかった…が、大半だけどね〜笑
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
コトッ…
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)ふーん…君みたいに可愛くて察知能力が高い子が入ってきて欲しかったなぁ…
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)過小評価しすぎじゃなーい?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)…自分に興味が無いの?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
ケチャップライスが出来上がりお皿に乗せ器用に形を整える
累)じゃあじゃあ、今度来る時可愛くしていい?
雫玖(しずく)
またバターを熱したフライパンに入れて溶かす
累)そ!君可愛いし絶対メイクとかしたら可愛いって!ね!ね!
累)お店がお休みの日とかでもいいからさ!どう?どう?✨
雫玖(しずく)
累)ほんと!?え〜、どうしよ…ちょっとしたら土日でしょ?その時にする?✨
雫玖(しずく)
累)それはもちろんへーき!俺ちゃん頭いいから!
雫玖(しずく)
卵をお椀に入れて卵をとかす
累)いや?怖い?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
卵をフライパンに流し込む
累)はくっちの知り合いだけで信用しちゃダメだよ〜?男はみーんな怖いんだから
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
卵液の真ん中に箸を突き立てフライパンをクルッと1周…2周とさせて卵はどんどんと焼かれたものが巻かれて行く
累)お客さんでもダメだよ〜?怖い人多いんだから〜
観月さんは席を立ち観月さんの人差し指が私の顎下を撫でた
累)例えば…こうやって唇が奪わr_
雫玖(しずく)
フライパンから目を離し軽く視線を送る
累)わーお、かっこい〜
雫玖(しずく)
累)お〜、怖い怖い笑ごめんね〜いきなり触っちゃって
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)まぁでも…護身術があるからって気をつけなきゃダメだよ?
累)似た年齢の俺ちゃんからの忠告ね
雫玖(しずく)
ドレス・ド・オムライスが出来上がりケチャップライスに乗せて観月さんの前に 置きスプーンを渡す
雫玖(しずく)
累)スンスン…良いにおーい!✨
観月さんはウキウキとしながらスプーンを握りオムライスに手を付け始めた
累)ハムッ…ん〜〜✨美味しい!✨
目をキラキラとさせながらさらに オムライスを食べ進める
雫玖(しずく)
累)ゴクッ…待って…マジでチョー美味い
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)こんな美味しくてお幾らなの?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)本当に…?え、個人業…だよね?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)…相場…幾ら?
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)…稼いで行けてる…?赤字の方が響いてそうなんだけど?
雫玖(しずく)
累)しゅ、手腕がすごい…
雫玖(しずく)
累)え〜…お嫁さんなれるよ?
雫玖(しずく)
累)マジマジ、冗談抜きよ
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
雫玖(しずく)
累)本当?
雫玖(しずく)
累)そういう割にはすごい 綺麗な指だけど?
累)細くて長くて綺麗で…そんじょそこらの女優とかの指より綺麗だと思うよ?
雫玖(しずく)
累)そうには見えないけど…
雫玖(しずく)
累)え〜、ちょっと調べたらご好評の嵐だったよ?
雫玖(しずく)
累)人柄…かねぇ…あ、困ったら俺ちゃんの連絡先教えておくから連絡してね〜♪
雫玖(しずく)
観月さんはオムライスを食べてから紅茶とオムライスの代金を支払って帰り際に投げキッスをしてヒラヒラと手を振りながら帰って行った
雫玖(しずく)
見送ってから私はお店の中に戻って使われた食器類を片付ける
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!