500円のトモダチ

人生に課金をするならば…

それはグッズだ。

それは資格だ。

それは受験だ。

また、それは生活でもある。

でも、人間は一人では生きていけない。

では、人間を課金したらどうなるのか？

よし、研究してみよう。

………ということを、私は考えた。

今思えば、それはばかなことだった。

私は、とあるセカイの科学者だ。

ここに訪問してくれたみなさんに、 面白い話をしよう。

これは、一人のバカな女子高生と、 バカな科学者のお話だ。

僕は科学者。 プライバシーのあれこれで、 「悪魔」 と自称している。

いいトモダチがほしいな

私はこのトモダチに、 マリア という名前をつけた。

なんで、作ってしまったのかな。

お金でトモダチを買うなんて… 今考えればひどい行いなのに。

お客様には、続きを話した方が よろしいですね。

さて………では、続きをお話しよう。

とんでもない悲劇は、ここから始まる。

私は、ココロを研究すべきだった。

マリアと一緒に過ごして、 教えるべきだった。

私は、物陰からこの一連を 覗いていた

うまくいったみたいで、喜んだ。 が………

人間のココロが、どんなに不思議か。 これをまだ知らなかった。

休み時間…

いつからきたの？

好きな食べ物は？

今度遊ぼうよ！

ねーねー、きいてる？

みかささんが？！すごーーい！

いつあったの？

どこで会ったの？

うらやましーー！

授業中……

一分後…

休み時間…

ピーンポーン………

ガチャッ…

30分後…

ピーンポーン…

マリアが小窓から消えて…

一方…

ひた………ひた……

ぴちゃ……ぴちゃ…

がんばって！きっとできるって！

え、立候補するの？がんばれ～！

たのしみ！一緒の班になろうね！

戻ってきて、みかさ！

ほら、早く！

しんじゃうんでしょ？！

手を握って！腕でもいいから！

何言ってんの！早く握れ、このばか！

手を握った。

その瞬間、光が差し込んで…

また、ここにひとりぼっち

どうして？何がいけないの？

私のプログラムは…完璧だったはず

なのになんで…

ん？誰かいるの?

もしかして…

ｱｿﾋﾞﾆｷﾃ､ｸﾚﾀﾉ?

ﾔｯﾀｧ!

ｳﾚｼｲ…

ｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲｳﾚｼｲ

ｱｿﾎﾞｳﾈ ｴｲｴﾝﾆ ｽﾞｯﾄｽﾞｯﾄ