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瑠依
瑠依
微かに震えて、言葉を詰まらせる
本当に、言ってしまっていいのだろうか
自分の決断に、また迷う
真理
真理が、俺の名前を呼び、一歩、近く
真理
真理
真理
瑠依
瑠依
真理
瑠依
真理
そっと、手を伸ばして、笑って、そう言う
それで十分すぎた
瑠依の、最後の頼みごと
真理は、笑う
瑠依が差し伸べた手を、握る
真理
真理
瑠依
ボロボロの柵を超えて、風にそっと揺られながら固く手を繋ぐ
…なにを…している…?
瑠依
真理
真理
真理
瑠依
瑠依
真理
瑠依
瑠依
真理
真理
おい…!戻って来い…!!
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
瑠依
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
真理
もう片方の手も、固く繋ぎ、寄り添い合う
風が、優しく二人の身体を押す
身体が、傾く
瑠依
真理
あいしてる
あぁ
月が綺麗だな
『昨晩、大学生二人が廃校の屋上から飛び降り、自殺をしました』
『その現場には、激しく損傷した男性の遺体があったという事で、警察は二人の関係や自殺に至った動機などについて、詳しく調査を_____』
ねぇ、瑠依
ん?なんだ?
俺さ、ずっと夢見てた
いつか、永遠に二人だけの世界に逃げることをね
…逃げる?それは違うだろう
逃げたんじゃない、俺と真理にとって"幸せなこと"に従っただけだ
それの何が悪い?
…っはは、ホントに瑠依は面白いなぁ
確かに、なにも悪くないか
"人はみんな、幸せになるために生まれてきたんだから"
手を繋いで、寄り添い合って眠る二人は、冷たい地面の上に寝転がって
幸せそうに笑いながら、きっとこんなことを話しているのだろうな
終わり
あとがき
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝
冬輝