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#恋愛
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その夜
僕は机の上にノートを開いていた
そこには殴り書きで恋についての計算式が書かれている
零二
零二
体を後ろに倒す
回転式の椅子がギシギシと鳴った
零二
悔しいようなホッとしたような気がした
→→→→→→→→→→→→→next
静瑠
ドン!
零二
後ろから押されて危うく階段から転げ落ちるところだった
零二
静瑠
零二
零二
零二
静瑠
静瑠
特に聞きたくなかった(むしろ全く興味がなかった)が気を利かせて言う
零二
僕の棒読みにもへこたれず彼女は言った
静瑠
零二
不覚にも理解するのに時間がかかった
隣の席の中川に彼氏ができたという簡単なことを理解するのにとても時間がかかった
零二
静瑠
零二
静瑠
零二
胸が痛い
黒い水のような物が喉までぐるぐるとせり上がってきて気持ち悪い
いつしか苛立ちがつのっていた
静瑠
零二
静瑠
零二
零二
もう半分やけくそだった
今、僕はどんな顔をしているのだろう
多分、泣いているような怒っているようなめちゃくちゃな顔なんだろう
零二
口から僕の嘘が飛び出る
気がつけば息が切れていた
零二
今すぐ消えてしまいたい
力なく彼女を見やるとボー然とした顔でこちらを見ていた
5秒ほど視線が交差していたがやがて彼女の目から透明な雫が溢れてきた
静瑠
静瑠
零二
静瑠
静瑠
零二
彼女の後ろ姿に伸ばした手を引っ込める
零二
だからせめて
僕は彼女に二度と会いたく無いと思われるような僕を演じよう
彼女の心に罪悪感が残らないように