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───最後、「どうにもならなかった人」。

……とは言ったけども、
彼について語ることは特筆無いわ。

え!ないの?!

無い。

ある人は恨み、
ある人は尊敬…

人によって抱く感情が違うからね。

麗さんは?

私は…

───憎悪。

…憎んでるの?

ええ。

憎んでも憎んでも、憎みきれない。

なんで?

なんで、って…

───なんで…?

あいつは、憎むべき敵で、

先輩は嫌な奴だけど時に優しかった

だって、私を敵に売ったから、

それは私が仕事を取ったから

それは、私がやった方が安全だから…

……この世界に安全なんてない

…麗さん?

あいつのせいで私は戻ってこなきゃいけなくて、

どうせ、ギィか薫に見つかってた

あれ、…

麗さん?麗さん!!

ねぇ、聞こえてる…?!

なんで私って、

生きてるの…?

お前が両親よりも先に死んでいたなら

禮や雪が幸せに暮らせたのに

その生活を壊したのはお前だろ?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

───何で責任も取らずに生きてんだよ。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

なんでお前って、生きてんの?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

生きる意味、ある?

ちょっと?!麗さん!

大丈夫?!

ねぇ、麗さん!!

何、ここ。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

おはよう。私

“私”?……誰、貴女。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

私は君で、君は私。

──さっきの声も貴女?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

そう。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

なにか不満でも?

…貴女は私なんでしょ?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

ええ。

なんで、あんな、こと…言え、たの…?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

不安にさせるつもりは無かった。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

ごめん。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

君と二人で話がしたかった。

でも…!

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

他の方法なんて考えられなかった。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

“二人”で話したかった。

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

こうしないと邪魔が入るから。

…後でゆっくり聞く。

だから、起きてもいい?

縺溘■縺ー縺ェ繧後>

君が辛くなければ。

……またあとで。

誰……

え?酷くない?

いや、君に言ったんじゃない……

水飲む?

…貰う、ありがと。

え……麗さんが僕に感謝してくれた……

そんなイメージ?

いや……えーと、

いいや。
どれくらい寝てた?

んー…2時間くらい?

そう。てことはあと4時間くらいかな……

君も寝な。

麗さんの話は終わり?

ええ。

そっか…。
じゃあ対価の時間かぁ。

ああ、そんな話あったね。

…真逆、
喋らなくてもいい?

自分から言ったんだから話しなさい。

はーい…

…俺のお母さんはさ、俺をあるはずの無い病気にして、看病する事しか頭になかった。

その為にはわざと病気にもされたし、知的障害にもされた。

死に場所、探してるって言ったじゃん?

それはね、──“僕”を捨てる場所を探してるんだ。

お母さんに作られた「ぼく」を。

……つまり、君は作られた君を捨てて、本当の自分を探してるのね。

そ!俺と同じ感じがしたから、麗さんに声掛けてついてきたんだ。

そう……

…寝なさい。ここに置いてくことはしないわ。

!…うん!
ありがと麗さ──

でも、列車から降りたら置いてく。

えっ?!

連れてけない。
連れて行きたくない。

……君はまだ、自分を見つけられるから。

私なんかで無くして欲しくない。

……うん、…分かったよ。

ありがとう。

連日重いものしか書いてない気がします。作者の華です。

卯都木 遊の過去は
「マフィア物語Ⅲ -白魔の哮り、黎明の泪-」の第10話「遺書日記」
にてお読みください。

さて、そろそろ着きますね。

回想、書いてて楽しかったです。

しかし、麗さんの闇が暴かれ始めてる気がします。

ここが底なのか、まだ底があるのか。まだ暗くなるのか、私も分かってません。

書きたくなったら書きますし、ここでいいやと思えばここが底となります。

また、次回お会いしましょう。さようなら。

そして、良いお年を。また来年も見て頂けると有難いです。

マフィア物語-side麗-

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