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雛
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かは@毎日投稿中
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@ mumei 。
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sea🎼
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緑黄
⚠百合 死ネタ⚠ 虐め表現🐜
特別になりたかった
ミ ー ン ミ ン ミ ン
夏の日差しが、容赦なく無人の教室を照らしている
蝉の声が煩い
あの日と全く同じように
私の目の前にあるのは、誰もいない 百合の花が飾られた机
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ぽつりと名前を呟いても、返事はない
ただ私のカバンに揺れる 向日葵のキーホルダーだけが静かに揺れていた
みこちゃんが関西から転校してきたのは 服が肌に張り付くような初夏の頃だった
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人懐っこい笑顔と聞きなれない関西弁
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クラスの皆が遠巻きにする中
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私は何故か彼女から目が離せなかった
気づけば私たちはいつも一緒にいた
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そうやって笑うみこちゃんの瞳に 私はいつも救われていた
だけどそんな幸せは長くは続かなかった
些細な誤解。くだらない噂。
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クラスの空気は一瞬で変わり みこちゃんは虐めの標的になった
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私は怖かった 自分がターゲットになるのが みこちゃんの隣にいるのが
だから私は目を逸らした
虐める側に回ってしまった
あの日、踏切の前で、みこちゃんは私を待っていた
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酷い言葉をぶつけてしまった
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私の言葉にみこちゃんは傷ついたように 目を見開いた
そして悲しげに、 でもどこか愛おしそうに目を見開いた
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それがみこちゃんの最後の言葉だった
スカートが踏切の向こう側へと揺れる
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引き留めようと伸ばした私の手が、彼女の鞄に触れた
ブ チ ッ
強力な力で引っ張られ プラスチックが割れる鈍い音が響く
手のひらに残ったのは 半分に割れた向日葵のキーホルダーだけだった
ゴ ォ ォ ォ ォ ン
轟音と共に、全てが夏の中に消えていった
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みこちゃんが死んでから何日も経った
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でも、私の耳には今も彼女の最後の声が 張り付いて離れない
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其れは呪いのように私の心を縛り付ける
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ガ ラ ッ
教室の窓を開けると、熱い風が吹き込んできた
もし、あの時私が手を離さなければ もし、あの時私が謝っていれば
君はまだ私の隣で笑っていただろうか
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涙がぼろぼろと溢れて止まらない
もう二度と戻らない夏
私は君がいない世界で
君の呪いに縛られたまま生きていく。
なんかのボカロ曲イメージして書いてます
当ててみてください
コメント
1件
読ませていただきました……。冒頭の蝉の音と無人の教室の対比から、もう胸が締め付けられました。みこちゃんの「特別になりたかった」という言葉が、最後の微笑みと共にずしんと響きます。向日葵のキーホルダーが半分に割れる場面、あの一瞬の描写がとても鮮烈で、ずっと頭に残っています。苦しいけれど、とても丁寧に紡がれたお話だと思いました。続き、とても気になります……!