ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
ゆーな(主)
タケミチ
オレは家に着いて早速両親に相談してみようと思った
しかしそれは叶わなかった
何?この他の人の家みたいな雰囲気
タケミチ
タケミチ
あまりに普段と違う家の様子に息が詰まる
タケミチのぱーぱー
タケミチのまーまー
そしてリビングに近づくと話し声いや、怒鳴り声が聞こえた
恐る恐る扉を控えめに開ける
タケミチ
タケミチ
オレの声を聞いた途端こちらを凝視する二人
いつもの物腰柔らかい雰囲気ではなく切羽詰まった様子に息を飲む
タケミチのぱーぱー
タケミチ
タケミチのまーまー
タケミチのぱーぱー
タケミチのまーまー
タケミチのぱーぱー
一瞬の出来事だった
あんなに優しかった両親がゴミでも見るような目でオレを見つめている
そうか
タケミチ
タケミチのぱーぱー
タケミチのぱーぱー
タケミチ
オレはそのまま黙って家を出た
家を出る直前母の呟きが耳に入ってきた
あなたなんて…
産まなきゃ良かった
タケミチ
タケミチ
タケミチ
頭の中で先程の言葉が木霊する
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
考えがまとまらず頭が可笑しくなる
こんなにも呆気なく今まであったものが崩れるなんて
オレの中の何かにヒビが入る
ピキ…ピキ……
タケミチ
あれからオレは行く宛てが無かったので街まで出てネカフェで朝を迎えた
学校に着いて早速蔑みの視線の雨を浴びる
タケミチ
今日はぼっち確定だな
もしかしたら溝中五人衆の奴らくらい信じてくれるかもと淡い期待があったがどうやら望みは薄い
溝中五人衆(武道以外)
学校に着いて早々話しかけに行こうとしたが関わるなとばかりに避けられた
タケミチ
するとそこにヒナが現れた
タケミチ
もしかしたら
ヒナなら!!
ヒナ
ヒナ
タケミチ
タケミチ
嫌な予感がした
タケミチ
ヒナ
放課後になり二人だけの教室で対面する
心做しかヒナの表情はいつもより暗いものだった…
タケミチ
ヒナ
ヒナは黙ったままでずっと下を向いている
ドクンッドクンッ
今までにないほど緊張が走る
嫌だ
嫌な予感が当たる気がする
タケミチ
ヒナ
タケミチ
もう一度ヒナを呼ぼうとした時ヒナが顔を上げた
酷く悲しそうで呆れていてそれでいて怒っているような顔だった
ヒナ
タケミチ
ヒナ
タケミチ
ヒナ
ヒナ
ヒナ
ヒナ
タケミチ
ヒナ
ヒナ
ヒナ
やめて
やめてよ……
お願いそれ以上言わないで…
ヒナ
お願い…だから!!
ヒナ
タケミチ
タケミチ
ヒナは自分の言いたいことだけ一方的に吐き出すとオレの話も気がずに教室を出ていった
タケミチ
タケミチ
タケミチ
タケミチ
ピキ……ピキッ
???
???
この時オレたち二人のやり取りが見られていたなんて
気づくことすら出来ないほど
この時のオレに余裕は無かった
コメント
7件
あのー私にもヒビ入ってるのよめっちゃ心痛てぇ
あら最高
武道さん可哀想(´;ω;`)