コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
朝
私
私はパンを咥えながら学校に向かって走っていた
そんなこととは露知らず
僕
僕
母
僕はいつも通り寝坊して
いつも通り 猛スピードで学校へと向かった
そんな彼女と僕は
ドンッ
曲がり角でぶつかった
それは僕達にとって多分 運命だったに違いない
ヒュルルルルーー
彼女が咥えていたパンが宙を舞う
それはまるでスローモーションのようだった
思えば、あのとき あの瞬間から
僕にとって、彼女は
一生ずっと忘れられない存在になったんだ
今でも目を閉じると
見開いた瞳で僕を見つめている 彼女の顔をハッキリと思い出してしまう
倒れた彼女のもとに 駆け寄ろうとした僕はまず
ガチャ
ドアを開けた