テラーノベル
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・実験施設、人外、能力者パロ ・腐向け要素なし ・センシティブなし ・なんでも許せる方向け
⚠️戦争賛美、政治的な意図、政治思想、思想的な主張は決してございませんのでご了承ください ⚠️史実とは一切関係ありません ⚠️史実ネタでもございません ⚠️すべて、私の妄想です
では、どうぞ⬇
廊下を歩きながら、ナチスは違和感の正体を数えていた。
足音は一定。 視線は前。
だが、天井の影が昨日と違う。
曲がり角の上。 交差点の中央。 出入口の真上。
監視カメラが、二つ。
昨日は一つだったはずの位置に、もう一つ増えている。
偶然ではない。
立ち止まらない。 見上げもしない。
だが、把握する。
白ランク区画へ向かう途中、壁面の反射で確認する。 赤ランク区画の通路も同様だった。 遠目に見える黒ランク区画の天井にも、同じ配置。
統一されている。 最低二台。 死角を潰す配置。
ナチ
小さく呟いた声は、空調音に紛れた。
監視の強化。
それも一部ではない。 全区画一律。
理由は告知されていない。
だが、タイミングは一致している。
被検体リスト。 未分類。 特別個体。
監視強化がされたのは、自分が触れた情報の後。
ナチスは足を止めない。
今、動くべきではない。
観測されているのなら、 観測されていない振りをする。
そのはずだった。
――次の瞬間。
低い振動が床を走った。
一瞬の静寂。 そして。
施設全体に、警報が鳴り響く。
赤い光が天井を走り、廊下を染める。
規則的な電子音。 通常の点検音ではない。
緊急警報。
ナチスは立ち止まる。 呼吸が、わずかに浅くなる。
ナチ
壁面の表示パネルにエラーコードが流れる。
同時多発。
赤ランク区画――異常信号。 白ランク区画――アクセス制限変更。 黒ランク区画――通信遮断。
単独事故ではない。 偶発でもない。
……意図がある。
ナチスは踵を返す。
状況を確認する必要がある。
この規模の警報が鳴るのは、初めてだ。
その時。
警報音が、さらに一段階、強くなる。
赤い光が明滅を速める。 施設全体が、明確に“何か”へと切り替わった。
ナチスの視線が、静かに細まる。
ナチ
誰に向けたわけでもない呟き。
だが、その瞬間。
監視カメラのレンズが、一斉にこちらを向いた。
ザザッ……
ザッ……
ブツッ
To be continued
コメント
6件
ナチさんは敵認識されたの…?一気に向いたって…完全に監視されてますね…上の人達からは全てお見通しということでしょうか… 今回のナチさんもすっげぇなんかかっこよかったですッ監視されている振りをするとかすげぇですッ流石っす!ナチさん!(?)