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光と闇の子#12

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光と闇の子#12

1 - 光と闇の子#12

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2019年05月30日

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ガチャン

ただいまー……

悠斗

おかえり光

悠斗

遅かったね

悠斗

どこに行ってたんだい?

えっ……えーっと……

ぶっ、部活で遅くなったの!

悠斗

ふーん……そうか

悠斗

風呂湧いてるから

悠斗

入っておいで

うっ、うん……

悠斗

あっ、あと

悠斗

あとで話があるから

悠斗

リビングで待ってなさい

……はい……

ふぅ〜気持ちよかったァ……

悠斗

光、おいで……

あっ、うん

あなた、やっぱり話すのは……

悠斗

いいや、光には言っておかないといけない……

悠斗

心も分かるだろう

そうだけど……

(話?言っておかないと?)

(どういうこと?)

悠斗

…………光

悠斗

お前には、

悠斗

父さんたちから秘密にしていたことがあるんだ

秘密?

悠斗

ああ、

悠斗

これを知っているのは、

悠斗

父さんと母さん、

悠斗

それと千遥くんだけだ

何で千遥が知ってるの?

悠斗

それはまた後でだ

悠斗

まずは

悠斗

秘密にしていたことから話そうか

悠斗

……光、お前にはね……

悪魔の血が流れているんだ

……え?

悠斗

まあ、こんな唐突に話されても驚くのは当然だ。

悠斗

だがこれは本当なんだ

そっ、それは分かってるけど

何で私に悪魔の血が……

悠斗

それはね、

悠斗

父さんが悪魔だからなんだ

は?悪魔?

どういうこと……?

嘘だよね…?お母さん……

………いいえ、光

お父さんが言っているのは本当よ……

……う……そ……

……い…………

いやぁぁぁぁああ!!

嫌だ!私は普通の人間だよ!

悪魔の血なんて……

そんなの流れてない!

悠斗

……光……

光…………

嫌だ

私は普通の家庭で生まれて

普通の人間で

愛しい人がいるのに

何で。

なんで……私は

私は……!!

悠斗

光!

悠斗

落ち着け。

こっ、ここは…?

悠斗

光の部屋だよ

悠斗

急に倒れたんだ

そっ、そっか……

じゃっ、じゃあさっきのは夢だったn……

悠斗

いいや、夢なんかじゃないよ

……え?

悠斗

夢じゃない……

悠斗

夢なんかじゃないんだ

……うそ……

嘘だよ!

私信じない!

ガチャッ!

悠斗

光!

タッタッタッタッタッタッタッタッ!!!

嫌だ!嫌だ私は!

私は信じない!

私は……!

パシッ!

っっ!!……

天磨

光?

天磨

こんな遅くにどうしたんだよ

天磨

てか!裸足で走ってんじゃねえか!

天磨

あ〜あ〜こんなに汚して……

天磨……くん……

天磨

仕方ねえ……

天磨

怪我しねぇように俺の靴履いとけ

天磨

少しでけえけど……

あっ、ありがとう。

でも、天磨くんが

天磨

ああ、俺はいいよ

天磨

それより、近くの公園に行こうぜ

天磨

ここら辺にあったっけk……

天磨

……光?

あの……ね

天磨くん……

私と…

別れて……欲しいの……

天磨

……は?

天磨

何言ってんだよ

天磨

俺たち付き合ったばっかじゃねえか!

ごめん……なさい……

本当に……ごめんなさい…!

タッタッタッタッ

天磨

あっ!光!

パシッ!

天磨

どうして別れんだよ!

天磨

なんで別れなきゃ行けねえんだよ!

それは……

天磨

んだよ!

天磨

お前が……

天磨

お前が人間と悪魔の子だからk……

天磨

ハッ!……

…天磨くん……

どうして……

その事を……?

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