魅音
元気にしてたっ?
いつもと変わらない仕草だ
猫猫
…ぁ、うん
何故だろうか
彼女の事が知りたくなるのは
猫猫
……えと…その…
魅音
あぁ、占い屋が後宮で人気だったみたいでね
魅音
また戻ってきちゃった!
ふふっ と彼女は乙女のような笑みをこぼした
猫猫
そっ、か…
魅音
…また占いしてく?
猫猫
あー、うん。そうする
魅音
今日は四柱推命ね
猫猫
うん
魅音
まずは生年月日…あと名前ね
その時ふと思ってしまった
何でも出来て、何でも知っている___
この人は一体何者なのだろうか、と
魅音
…貴方の運命が変わる日が近づいてるみたいです
魅音
周りに迷惑をかけず、しっかりと過ごして…
紅色に輝く女性にしては短い髪の毛
見透かせない翠色の瞳
幼げなようで大人びたような見とれる顔
それはまるで___
魅音
…猫猫?
猫猫
…あ、ごめん…何?
魅音
もー、ちゃんと聞いてよ〜
魅音
猫猫って昔から占い興味無いよね!
猫猫
ぅう…ごめんって…
魅音
…でもね猫猫、私は___
猫猫
……?
魅音
…やっぱり何でもないよ
彼女は寂しげな顔で遠くを見つめた
そのとき瞳が白く輝いていたのは気のせいだったのだろうか
猫猫
…そっか…じゃあ、そろそろ行くわ
猫猫
またな
魅音
うん、また来てね
壬氏様
…外はこんなに暗かったのか…やはり仕事ばかりでは駄目だな
…あれ、壬氏様?
壬氏様
…誰だ…薬屋か?
壬氏様
(疲労で視界がぼやけているのか…前がよく見えないな…)
猫猫?
はい、こんな所で何してるんです?
壬氏様
ちょっと休憩がてら散歩にな。…お前は何してるんだ
猫猫?
いえ、その…壬氏様に会いに来ました
壬氏様
あぁ…そうか…
壬氏様
…え?
猫猫?
どうかしましたか…?
壬氏様
(こいつ…何を言ってるんだ…?)
いつもの素っ気ない態度ははどうしたんだ?!
猫猫?
…壬氏様?
壬氏様
…あぁ、いや、何でもない
壬氏様
…会いに来たって言うことは、何か用があるんだろ?
猫猫?
…いえ…特にない、です…少し話したかったので
壬氏様
は?
本当に言っているのか…もしやこれが素顔なのか…?!
壬氏様
いやいや…落ち着け……///
猫猫?
……あの、大丈夫ですか…顔が真っ赤ですよ?
壬氏様
…っ、すまない///
猫猫?
___…
猫猫?
…あの、壬氏様
壬氏様
…な、何だ…手短に頼む//
猫猫?
…壬氏様は…私の事、どう思ってるんですか
壬氏様
…?!
壬氏様
それはっ、その…///
猫猫?
…私は壬氏様の事…
壬氏様
ま、待て!!俺から言わせろ…!
壬氏様
…お、俺はっ…
猫猫?
…じゃあ、それをもっと早く言ってくださいよっ…
壬氏様
…?///
猫猫?
言ってくれないと…めっ、ですよっ…
壬氏様
く、薬屋…?!///
猫猫?
では、失礼しますね
壬氏様
今のは…何だったんだ…///
猫猫
…あの、朝から呼び出して何ですか
壬氏様
…薬屋、俺はお前のことを大切に思ってるぞ
猫猫
え……
猫猫
(いや、普通に気持ち悪…)
というか、この人本当に暇なんだな…
猫猫
…えっと…ありがとうございます…?
壬氏様
…?
壬氏様
(恥ずかしいのか?まるで俺がおかしいみたいに…)
猫猫
…な、なぜ突然そんな事を…?
壬氏様
いや、お前が昨日言ったからやったんだぞ…?
猫猫
はぁ?
猫猫
私そんな事一言も言ってないですけど
壬氏様
何を言っているんだ、めっ…じゃないのか
猫猫
(おえぇ…吐き気がする…)
壬氏様
(思ったより恥ずかしいな…///)
しかも自分で言って照れてるし
壬氏様
…なんだその毛虫を見るような目は…
壬氏様
しかしな…
___「狐にでも化かされたのか」…?
猫猫
…「狐」…きつね?
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