第3話 彼の秘密
シャオロンくんが来なくなってから一週間が経った
クラスは少し寂しそうで、 いつもは騒がしいのにとても静かで。 もどかしい気持ちで私はいっぱいだった
先生に聞いても何にも答えてくれなくて
何か知ってそうなシャオロンくんのお友達に いきなり接点がなさそうな地味な私が話しかけれるわけでもなく。
そういえば、と彼と交換したメッセージアプリを開こうと スマホを取り出す。
電源をつけ、ロックを解除しようとすると 普段学校の時間にはメッセージを送ってこない お母さんからのメッセージが来ていた。
何かあったのかと私は急いでロックを解除し、開く
するとそこには 「緊急手術を行う患者さんができたから 今日は帰れそうにない。ごめんね。」 と、要件と謝罪のみを書いたメッセージが綴られていた。
医療関係で働くお母さんはたまにこういうことがある
仕事な以上仕方ないし、 流石に高校生にもなった
「大丈夫だよ。仕事頑張って。」 と短く返し、今度こそシャオロンくんとのメッセージを開いた
メッセージ履歴を見てみると この間出かけた時で止まっていた。
葵(貴方)
とりあえず送信したものの何を話すかなんて決めてなかった
言うにしてもまだ話したばっかの私が 言ってもいいのかなんて思ったりして 結局それしか送れなかった。
なんの返信のないまま時間は流れていく。
気がついたらもう21時で。
そろそろお風呂へ行こうか。 なんて思いベットから起きあがろうとする
葵(貴方)
しばらく寝っ転がっていたためか腰が痛くなっていた
葵(貴方)
まぁ、お風呂に入れば治るだろって思った私は 起き上がり部屋のドアノブに手をかけた
ブーーブーーブーー
いきなりのことでビクッとしたが、 よくよく考えればマナーモードにしたスマホの音だった
なぜマナーモードかって?? 通知がうるせーからにきm((
葵(貴方)
葵(貴方)
スマホの電源をつけた先には
シャオロンくんの名前があった
3
2
1
カチャ
14:00
約束の14時
回りを見渡す私
するといきなり頭に暖かい感触がした
葵(貴方)
っあ~~~。。変な声でた。。
とりあえず顔を上に向け居るであろう人を見ると
葵(貴方)
sha
葵(貴方)
sha
葵(貴方)
sha
葵(貴方)
昨日、シャオロンくんからメールがきた
「返事遅くなってごめん。 話があるから明日の14:00来てほしい」
私の返事を聞かないあたり、 さすがシャオロンくんだなぁって感じてしまった。
まぁ行くつもりだったんだけど
葵(貴方)
sha
sha
sha
sha
sha
「病気なんだ」
葵(貴方)
sha
嘘、でしょ..?
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コメント
12件
ごめん泣いた(((
タメ口です。 これは泣くやつですな。
泣くためのバスタオル用意しときます( ˙-˙ )