瑞
紫
百
翠
黄
今、瑞達は赫君に起きたことについて話していた
あの時見かけた赤い痕
アレは………
翠
瑞
翠
翠
感情を剥き出しにしない彼
でも内側には大きな怒りがこもっているだろう
翠
瑞
翠
すると、翠君が立ち上がって瑞の胸ぐらを掴んできた
翠
翠
黄
百
翠
瑞
百
百
百君がそう言うと翠君は離してくれた
百
瑞
瑞
瑞
瑞
瑞
今から3年前
瑞が組織に入って間もない頃
ドジって命の危険にさらされた
瑞はただ命乞いをすることしか出来なかった
瑞
モブ
モブ
男の拳が振り上げられる
顔も身体もボロボロ
確実に死ぬと思っていたのに
目の前の男は銃で撃たれてしまった
瑞
赫
赫君は組織に入ったばかりの瑞のことを覚えてくれていた
瑞
恐怖で声が震え、安心で涙が出そうになる
赫
赫
瑞
赫
瑞
赫
瑞
それは嫌だった
瑞のせいでボスの手を煩わせたことを知られるのも
瑞がみっともない姿を晒したのが知られるのも
赫
瑞
赫
瑞
赫
瑞
瑞
翠
瑞
黄
百
百
百君がそう言った瞬間
「ガタンッッ!!」と、大きな音がした
黄
翠
バタバタと音を立てて紫君が走ってくる
紫
瑞
瑞
紫
翠
赫君が倒れていた
なんで……?
赫
黄
百
赫
赫
薬の副作用で幻覚が見えているのだろう
紫
赫
百
赫
赫
瑞
翠
黄
赫
百
赫
紫
赫
翠
瑞
紫
黄
百
瑞
赫
赫
全員、俺を囲むように眠っていた
なんなら翠にいたっては俺の足に抱き着いている
百
黄
赫
赫
赫
赫
翠