瑞
やっぱり、そうだったんだ
紫
……ヤニ吸ってくる
百
…相当キてんね、アレは
翠
しょうがないでしょ、そんなことあったなら…
黄
だよね…
今、瑞達は赫君に起きたことについて話していた
あの時見かけた赤い痕
アレは………
翠
…瑞ちゃん、なんで言わなかったの ?
瑞
へ………
翠
瑞ちゃん、分かってたのになんで俺達に教えなかったの ?
翠
言ってたらもっと…俺らがやれてたことあったよね ?
感情を剥き出しにしない彼
でも内側には大きな怒りがこもっているだろう
翠
ね、聞いてる ?
瑞
………
翠
チッ…
すると、翠君が立ち上がって瑞の胸ぐらを掴んできた
翠
なんで黙ってたか聞いてんだけど ?
翠
とっとと答えろよ、なぁ"?
黄
ちょ…翠君ッッ!!
百
そこで争っても意味無いでしょ ?
翠
でも、っ……
瑞
………から
百
…翠、瑞を離して
百
瑞、ゆっくり喋って
百君がそう言うと翠君は離してくれた
百
…それで、理由は何 ?
瑞
…赫君が嫌だと思ったから
瑞
勝手にそんなこと言っても…赫君は言って欲しくないかもしれない、って思ったし…
瑞
…瑞がそうだから( 呟
瑞
ご、めっ…なさ"ッッ…!
瑞
許してください…っ、!!
今から3年前
瑞が組織に入って間もない頃
ドジって命の危険にさらされた
瑞はただ命乞いをすることしか出来なかった
瑞
ころさ…ないでくださッ、"…
モブ
っはは、マフィアのくせに命乞いなんてなぁ?"
モブ
惨めでみっともねぇなぁ?!"
男の拳が振り上げられる
顔も身体もボロボロ
確実に死ぬと思っていたのに
目の前の男は銃で撃たれてしまった
瑞
ぇ……?
赫
瑞、大丈夫か ?
赫君は組織に入ったばかりの瑞のことを覚えてくれていた
瑞
だ、だいじょうぶ…ですっ、、
恐怖で声が震え、安心で涙が出そうになる
赫
…( 抱締
赫
大丈夫、もう平気だろ…?( 撫
瑞
……ぅ、んッ…/
赫
……やっぱりあの組織は危険視するべきだったな、、
瑞
ですね…
赫
…皆に話して対策をしようか
瑞
ぇ…ッ、、
それは嫌だった
瑞のせいでボスの手を煩わせたことを知られるのも
瑞がみっともない姿を晒したのが知られるのも
赫
……なんて、思ったけどやめとくわ
瑞
い、いいんですか…?
赫
嫌だろ、色々…
瑞
……ッ、ありがとうございます( 泣
赫
礼は仕事で返せ( 笑
瑞
赫君も…皆に心配かけたくなかったんでしょ ?
瑞
それなら赫君のことを尊重した方が良いと思ったんだ…
翠
………ごめんね、胸ぐら掴んで
瑞
ううん、大丈夫…
黄
…赫ちゃんは今何してるん ?
百
さぁ…?
百
部屋で寝てると思うけど……
百君がそう言った瞬間
「ガタンッッ!!」と、大きな音がした
黄
こ、れ……
翠
赫ちゃんの部屋から…
バタバタと音を立てて紫君が走ってくる
紫
っ、は…お前ら突っ立ってないでさっさと見に行くぞ !
瑞
ぅ、うん…
瑞
……ッッ
紫
赫、赫分かるか ?
翠
赫ちゃん喋って…?
赫君が倒れていた
なんで……?
赫
ッッ、はーっ…はぁ…っ、、
黄
赫ちゃんッ!!
百
大丈夫 ?
赫
ぁ、あっ……やらぁ"ッ!!
赫
来ないで ! ねぇえ"ッッ"!!!
薬の副作用で幻覚が見えているのだろう
紫
赫…大丈夫だから……( 背中摩
赫
ぁ、う……っ、、( ポロポロ
百
怖い人いないからね…俺達だけだから……( 撫
赫
ご、め…なさ"ぁ……ッ( ポロポロ
赫
めーわく、"っ…かけて…ごめ"…ん、ッ…( ポロポロ
瑞
迷惑なんかじゃないよ、心配させて?
翠
赫ちゃんは悪くないからね…
黄
いつも頑張ってるね、よしよし( 撫
赫
んんぅ……( 撫受
百
…今日は皆で寝よっか( 笑
赫
( 頷
紫
じゃ、赫俺の隣おいで( 微笑
赫
( 紫に抱着
翠
ちょ、紫ちゃんずるいよ!!
瑞
そ~だ、そ~だ!!
紫
そんなん言われても…赫もう寝ちゃったし……
黄
早…
百
赫の左側はいただいた!!
瑞
あ"~ッッ!!!
赫
ん……"、、( 起
赫
皆寝てるの…?
全員、俺を囲むように眠っていた
なんなら翠にいたっては俺の足に抱き着いている
百
ふへ…赫ちゃんかわいいよぉ……( 寝言
黄
赫ちゃぁ…それ俺の耳やぁ、、( 寝言
赫
どんな夢…?( 苦笑
赫
…皆、いつもありがとう( 撫
赫
……っ、はぁ…♡♡
赫
俺の本性知らねぇくせになぁ"…♡
翠
……知ってるよ ♡( 呟