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ルユイア(過去)

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ルユイア(過去)

7 - 新たな人外黒天使

♥

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2023年08月13日

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イービル

………新しい人外を加入させる?

ベル

うん。
仕事をするにはまだ力不足なんだよね

ベル

ファルケは指示、イービルは現地…でも、イービルだと明らかに力が足りない

イービル

……力仕事なのか?

ベル

いや?でも、万が一の為、最低でも戦力は無いと…

ベル

一瞬で全滅しちゃうよ?

イービル

それは………そうだな。

ファルケ

だが、誰を仲間にする気だ?

ベル

もう目星は着けてるよ。

ベル

ただ、性格がめんどくさくてねぇ…

ベル

だから、君達で行ってきて。

ファルケ

君達…?…………我とイービルか

ベル

そーそー。
私はこの拠点を守るからさ

イービル

…ベルに指示してもらうのはダメか?

ベル

忙しくて指示する暇無いよ

ファルケ

なるほど

ベル

もう質問は無いかな?

ベル

この拠点から一歩出た瞬間、新しい仲間の居る世界に君達を送るよ

イービル

…わかった。

ベル

じゃあ、行ってらっしゃい。

ベル

…………あぁ、そうそう

ファルケ

どうした?

ベル

私、君達が帰ってきた時には拠点に居ないかも

イービル

……それだと、護衛が…

ベル

暫くは安全!って判断ができた時、私は居なくなる。
だから大丈夫だよ

ファルケ

…必ず安全では無いのだろう?

ベル

絶対安全だよ。

ベル

もし安全じゃなくなってたら、首を切ってもらっても構わない

イービル

命を賭けるな!?

ベル

…こうでもしないと、人外は信じないよ?

ファルケ

………わかった。嘘ならば首を掻き切ってやろう

ベル

は〜い♪

イービル

ぶ、物騒だ……

ベル

あぁ、そうだ。イービルには後で話たい事があるんだよね。

ベル

ファルケ。私達が離れてる間、君は外出の為に準備すると良いよ。

ベル

多分、何泊か泊まることになるかもしれないから

イービル

旅館…?

ベル

違う

ファルケ

………とりあえず、準備しておこう

イービル

さて、ベル……話とは何だ?

ベル

すぐに済むよ。

ベル

…イービル、あの……本だらけの所…

イービル

本?

ベル

と、トショシツ?だっけ。あそこで話そう。

ベル

直ぐに話は終わるけど、あそこなら落ち着いて話したことを覚えられそう…でしょ?

イービル

ま、まぁ……そうだな

ベル

じゃ、行こう。

二人は図書室へと歩いた

ベル

さ、お話しよ〜

イービル

お話と言っても……何を話に来たのだ?

ベル

簡単な事だよ

ベル

もし危なくなったら、十字架に頼ると良い

イービル

なんだそれ

ベル

打開策が無い!!とか…

ベル

仲間を引き入れるのに時間がかかったら、神だよりも良いかもね

イービル

か、神頼り……

ベル

頭の片隅にでも置いといてよ。

イービル

わ、わかった……

ベル

じゃ、帰ろう♪

イービル

速っ!?

ベル

だから、速く終わるって言ったじゃん。
拠点から出る時は、声をかけてね

イービル

わ、わかったよ…

ファルケ

……戻ってきたか

イービル

ファルケ、準備はどれくらいだ?

ファルケ

もう終わってるぞ

ベル

速ぁ

イービル

じゃあ、行くか

ファルケは無言で頷き、玄関まで歩いた

ファルケ

…ここから出れば、他の世界に行けるのか

ファルケ

摩訶不思議なモノだ

ベル

凄いでしょ

ベル

準備するの大変だったんだからね

イービル

凄いな……

ベル

ふふ…あ、準備が終わったんならそろそろ………ね?

イービル

わ、わかった

ファルケ

……

ファルケとイービルは、歩き出す。 そして、玄関の扉を開き、外の真っ暗な空間が露出する

ベル

その玄関扉をくぐったら、、他の世界に行けるよ。

ベル

安全だから安心してね

イービル

…わ、わかった。

ファルケ達は、玄関扉を潜った

イービル

…………あ、あれ?まだ、真っ暗だぞ?

ファルケ

……扉は………

後ろを振り向くと、潜った筈の扉が無くなっている

イービル

……これ、帰れるのかな

ファルケ

帰り方ならわかる。聞いた。だから大丈夫だ

イービル

良かった…

イービル

……とりあえず、ここは何処なんだ?

周りは黒い。だが暗い訳では無いようだ

地面も空も黒く、それ以外は何も無い…

イービル

……何処が後ろか前なのか、わからないな

ファルケ

そうだな……

ファルケとイービルは、目を凝らして遠くを見つめる

…ファルケの視界に、何かが見えた

ファルケ

…!

ファルケはその何かに近づく。 イービルもファルケに着いてきた様だ

イービル

ファルケ、どうし…………うわ!?

ファルケの視線の先に、こちらを見つめる人外が座っていた

???

………

ファルケ

…き、貴様は、誰だ?

イービル

…こ、こんにちは…?

???

こんちは……帰れ

イービル

え?

???

帰れっつってんだよ

イービル

え、ええと……急に来てしまって怒らせてしまったか?

ファルケ

…悪気は無いのだ。

???

んなもん知らん。

???

出てけ

イービル

で、出ていくにしても……帰り方が…

???

お前らどうやって来たんだよ

ファルケ

自宅の玄関から…

???

は何言ってんだお前

イービル

う、うーん………そりゃ普通は信じないか…

???

………関係ねぇ奴には出口が見えるだろ

???

ここから歩いて帰れ

イービル

いやいや周り真っ黒なんだが!?

???

何なんだお前ら…

???

……さっさと帰れ。話に付き合う気はねぇぞ

イービル

え、えっと……

ファルケ

……今は状況がわからぬ。
貴様、状況を教えてくれぬか?

???

…俺の両親にでも会ったらどうだ?

???

ここから出たら会えるぞ

イービル

ど、どんだけ追い出したいんだ…?

???

俺は促してるだけだ

ファルケ

う、うーむ………

ファルケ

…貴様の両親に聞けば、今の状況がわかるのか…?

???

んなこた知らん。だがあいつの事だしわかるだろ

イービル

…そ、そうか…

ファルケ

………とりあえず、一回状況整理するか

イービル

こいつの両親に会うんだな?

ファルケ

………貴様。名は?

???

不審者に教える名前は無い。帰れ

イービル

う、うーん……

ファルケ

…とりあえず、両親とやらを探せばわかるか

ファルケ

黒天使。ここを歩き続ければ、ここから出られるのだな?

???

黒天使…………ま、まぁ、そうだな。

イービル

じゃ、じゃあ、行くか。

イービル

えっと……黒天使、また会おうな!

???

願い下げだ

イービル達は睨んでくる黒天使と別れ、とりあえず歩き始める

………

…暫くすると、周りの黒が薄れ、しかと周りが見え始めた

イービル

………な、なんだここは

ファルケ

初めて見る場所だな

イービル

……なぁ、ファルケ。さっきのが、ベルの言う…

ファルケ

仲間、だろうな。

ファルケ

…現状、あの様子では仲間にするのは難しい

イービル

んー……

シヴァ

…ベルのお友達でしょうか?

イービル

うわ!?誰だあんた!?

ファルケ

敵か

シヴァ

警戒しないでください。人間と鳥。

シヴァ

敵ではございません

イービル

……そ、そうなのか…?

シヴァ

はい。

ファルケ

信用できぬ。

ファルケ

名を名乗れ

イービル

ファ、ファルケ。そういう時は、自分から名乗るのが良いぞ

ファルケ

む。そうなのか

シヴァ

…別にどちらからでも良いです。

イービル

良いの!?

シヴァ

貴方方を歓迎するつもりですもん。

シヴァ

私はシヴァ。

シヴァ

全ての神に嫌われた破壊神です。

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コメント

8

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ぬい!? (え、シヴァってヒンドゥー教の!?)

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