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テラーノベル(Teller Novel)

私の日課は朝、空を見ること

朝、と言っても日の出前だけど

いつも早く寝る訳じゃあないけど

当たり前のように日の出前に目が覚める

いつもどうり窓枠に座って、外に足を出す

夏とは言えど、日の出前

涼しい風が私を撫でる

タッタッタッッタッ

おはよーございます

はよー...ざいます

頑張ってくださいね〜

軽く会釈をし、離れていく

これは私のもうひとつの日課

これは数ヶ月前

同じようにランニングしていた彼の落し物を報告したことから始まった

初めは挨拶なんてしなかった

ただ彼がこちらを見てくるから軽く会釈をするぐらい

それが今となっては軽く朝の挨拶をするまでに発展した

私は彼を一方的に知っている

彼も私を知っているとはいえ、私の年齢や現在の学校までは知らないだろう

彼は私の一個下、名前は知らないけど身長が高いし顔が整っているから目立つ

だから私は彼を知っているのだ

モテるんだろうなぁ

カタンッ

友達

帰んの憂鬱〜

なんで?

友達

だって散った桜を足裏につけて帰らなきゃ行けないんだよ?

友達

咲いてる桜は綺麗だけど、落ちた桜は嫌いだわ

それは少しわかるかも

友達といつもどうりどうでもいい会話をする

んわ、なぁにー?

いきなり手首を掴まれる

首を後ろに回す

...え

先輩、

友達

え、何そのイケメン。

友達

もしかして私の知らないところで彼氏作った?

や、違う、えっと、後輩、くん?

お久しぶりです

まって、なんでここに

先輩を、追って

???

友達

え、え、どういう関係なの?

まって、__、先帰ってて

こんな光景友達に見られて恥ずかしいわけが無い

友達

え、あ、うす...

友達

後で教えてよね!!!!

うん、

えーっと、

先輩、名前、教えてください

_、だけど

_、名前も、可愛いですね

当たり前のように手を掴まれる

_さん、俺

_さんと同じ高校に行くためにたくさん勉強したんです

褒めてください...

えと、待って、私君の名前知らないんだ

あ、__です

褒めてください

あー、っと

が、頑張ったね〜...?

何だこの状況...

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