以下の内容にはブルーアーカイブのメインストーリー"最終編"までのネタバレが含まれます。ご注意ください。
作者
作者です
作者
前回話した止め処無い奇談の図書館に関するものですが、まずブルアカでの崇高論の考え方の考察を説明してませんでしたね
作者
作者は、ブルアカの崇高をカントの崇高論で考えていると話しました
作者
崇高のような、畏怖の念を抱かせるものに出会ったとき、人は自らの存在の危機を感じることや、尊敬の念を持つことがあります。
作者
ここで尊敬や感動といったものを神秘、畏怖といったものを恐怖とします
作者
マエストロが作中で話した事なのですが、崇高には二面性があるとマエストロは言っています。
作者
マエストロはコインの裏表で例えていましたが、今回はタロットカードで例えましょう
作者
タロットカードの正位置と逆位置は、崇高の神秘と恐怖によく似ています
作者
その崇高の二面性こそが、神秘と恐怖なのです
作者
この崇高論が、ブルアカとどう関係するのかが問題です
作者
ブルアカには、生徒が存在します
作者
先生と生徒を中心にした物語を見て、プレイヤーは物語から崇高を感じます
作者
この時得る崇高は、まさに神秘の面を持つのでしょう
作者
しかし、ブルアカのバッドスチルと同じルートだった場合は?
作者
大半の読者は暗い終わりを迎えた物語に、恐怖の面を感じとるでしょう
作者
プレ先の辿った物語は、神秘と恐怖のどちらの面を持ったでしょうか?
作者
プレ先は目的を果たせましたが、プレ先の物語はその場でバッドエンドを迎えています
作者
元々、操作側の先生とプレ先生は同じ存在です
作者
どちらも同じように、神秘の崇高を持つ物語を辿りました
作者
本来、操作側の先生の時空にいないはずの生徒、シロコ*テラーがいますね
作者
彼女は恐怖である死の神となり、こちらの時空にやってきました
作者
本来の生徒が神秘の面を、テラー化した生徒が恐怖の面を持つと推測ができます
作者
この生徒達は神話の崇高(モチーフの天使、悪魔等)が、神秘や恐怖といった記号を通してミメーシスされた存在といえるでしょう