お母さん
廉君
学校は大丈夫だったの?
本当にごめんなさい…
こんなことになってしまって…
学校は大丈夫だったの?
本当にごめんなさい…
こんなことになってしまって…
廉
ぜんぜん大丈夫です…
凛は大丈夫なのかな…
凛は大丈夫なのかな…
ガラガラ
お父さん
凛は大丈夫なのか?!
お母さん
お父さん…
凛は脳腫瘍で
もって3ヵ月だそうよ…
凛は脳腫瘍で
もって3ヵ月だそうよ…
お父さん
クソ!
何でうちの娘が…
何でうちの娘が…
廉
本当に神様は不平等だ
俺たちから幸せを奪って…
何も悪いことなんかしてないのに
どうして凜がこんな目に…
俺たちから幸せを奪って…
何も悪いことなんかしてないのに
どうして凜がこんな目に…
お母さん
廉君…
ガラガラ
医者
失礼します
お母さん
お医者さん?!
お父さん
凛はどうなるんですか?
医者
それですが…
医者
おそらく手術はできないかと
お父さん
なぜですか?!
医者
凛さんの脳腫瘍は大きく
万が一とれたとしても
何らかの障害が残るでしょう
万が一とれたとしても
何らかの障害が残るでしょう
廉
それでも構いません❗
俺は凜が助かる方が良い❗
俺は凜が助かる方が良い❗
お母さん
廉君…
お父さん
廉君の言う通りだ
凜がいきてくれる方がいい
凜がいきてくれる方がいい
医者
わかりました
出来る限りの手を尽くします
出来る限りの手を尽くします
3人
お願いします
夜7時過ぎ
お母さん
廉君そろそろ帰りなさい
お父さん
そうだ廉君の親も心配するだろう
廉
親には言ってあります。
少しでも凜のそばにいたいんです
お願いします
もう少しだけいさせてください
少しでも凜のそばにいたいんです
お願いします
もう少しだけいさせてください
お母さん
廉君…わかったわ
お父さん
本当にありがとう…
凛
ん…
廉
凜?!
お母さん
凜大丈夫なの?!
お父さん
凜聞こえるか!?
凛
お父さん?
お母さん?
それに廉?
お母さん?
それに廉?
凛
どうしてここに?
廉
良かった…
凛
そういえば私
頭いたくて休んで
クラクラして…それから
頭いたくて休んで
クラクラして…それから
お母さん
倒れてたのよ…
お母さん
それから救急車に運ばれて…
お父さん
凜何か食べたい物あるか?
凛
アイス食べたい…
お父さん
わかったアイスだな❗
買ってくるから待ってろ
買ってくるから待ってろ
お母さん
私も行くわ
お母さん
廉君はどうする?
廉
僕は残ります。
お母さん
わかった
凛を宜しくね
凛を宜しくね
廉
はい
ガラガラ
凛
廉、なんかごめんね…
私のせいで…
私のせいで…
廉
なにいってんの?
廉
俺は凜の彼氏だよ!
凛
ありがとう☺️
凛
ひとつ聞いても良い?
廉
なに?
凛
私って脳腫瘍でしょ?
廉
?!
廉
何でそれを
凛
大体わかるよ
自分の身体だもん
自分の身体だもん
廉
大丈夫❗
凛は俺が死なせない
凛は俺が死なせない
凛
はは…
ありがとう…
ありがとう…
お母さんとお父さんが 帰ってきた
お父さん
アイス買ってきたぞ!
凛
ありがと
お母さん
廉君もはい
廉
ありがとうございます。