一緒に暮らしていた母さんが亡くなった。
健太
玲子
スマホを弄りながら気のない返事をする姉にため息を吐く。
俺の家は母と姉と俺の三人暮らしだった。
姉はいつも部屋を散らかしてて…
母さんが常に片づけてた…
これから、大丈夫だろうか。
健太
玲子
健太
玲子
健太
玲子
健太
一緒に話していても、まるで聞いていない。
母さん、大変だったろうなぁ。
過去
健太
健太
静江
静江
静江
健太
静江
静江
静江
健太
静江
現在
その数日後…
母さんは倒れた。
そしてそのまま…
健太
健太
数日後
健太
健太
出張から帰ってきた俺は…
目の前の惨状に思わず声を上げた。
健太
健太
健太
玲子
健太
健太
玲子
健太
健太
玲子
玲子
玲子
そう言って姉貴はゴミの中に手を突っ込み…
ヘアアイロンを取り出す。
玲子
健太
健太
玲子
玲子
玲子
玲子
健太
健太
玲子
玲子
玲子
玲子
健太
健太
玲子
健太
俺はため息を吐いて部屋を出る。
健太
健太
廊下のゴミはひどい量で…
全て集めて捨てるだけで夜になってしまった。
深夜
健太
健太
俺は大きくため息を吐く。
健太
健太
健太
次の日
健太
同僚
同僚
健太
健太
同僚
健太
健太
同僚
同僚
同僚の言葉に、俺はもう一度ため息を吐いた。
そう、姉は外から見れば美人で通っている。
だからこそ、俺の苦悩は理解されない。
健太
不意に俺のスマホが鳴り響く。
健太
健太
ご近所さん
ご近所さん
ご近所さん
健太
虫…?
昨日片づけたばかりなのに…
俺は困惑しながら…
会社を早退して帰宅した。
自宅
健太
帰宅するなり、俺を迎える…
食べこぼし、生ごみ…
そしてその中で…
平然とラーメンを啜る姉貴…!!
玲子
健太
俺は同じ言葉を繰り返しながら…
その場に崩れ落ちた。
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