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なんとしてもオトしてみせる!

3 - 俺に見向きもしない...だと!?

♥

11

2022年04月09日

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~俺に見向きもしない...だと!? ~

ホームルームが終わった後、俺は転校生をオトすために、 まずは仲良くなろうと考えた

桐生伊吹

水瀬さん...だったよね?よろしく ニコッ

水瀬詩緒

...はい

桐生伊吹

(恥ずかしいのかな?)

桐生伊吹

俺は生徒会長の桐生伊吹

桐生伊吹

何か困った事があったら遠慮なく言ってね? ニコッ✨

桐生伊吹

(...これでどうだ!)

水瀬詩緒

....先生に聞くので....大丈夫です....

桐生伊吹

え?

桐生伊吹

(な、なんで!?喜ばれると思ったのに...!)

桐生伊吹

(おかしいな...)

桐生伊吹

え、えっと....

桐生伊吹

詩緒ちゃんって呼んでいいかな?(イケボ+ニコッ✨)

桐生伊吹

(これで、オチるはず!)

水瀬詩緒

....お好きにどうぞ

桐生伊吹

..........

桐生伊吹

(なんでぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?)

桐生伊吹

(これで、オチなかった人は、今まで一人もいないのにぃぃぃぃ!!)

桐生伊吹

(お、俺は諦めないぞ...)

桐生伊吹

良かったら、校舎案内するよ?(イケボォ+ニコッ✨)

水瀬詩緒

.....結構です

桐生伊吹

.........

桐生伊吹

(....けっこう?え?俺が誘ってあげてるのに?)

すると...

水瀬詩緒

あの....

桐生伊吹

(お?ついにオチたか!?)

水瀬詩緒

先ほど....名前....お好きにどうぞって...言いましたけど...やっぱり...

桐生伊吹

(やっぱり?下の名前で呼んでほしいって?)

水瀬詩緒

苗字で呼んでください...

桐生伊吹

うん!わかった!詩緒ちゃんって呼ぶ ── え?

桐生伊吹

(今、苗字で呼んでくださいって言った....よね?)

桐生伊吹

(....なんで?)

おかしいだろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?

思わず絶叫しそうになった

こんな子初めてだ 普通なら名前で呼ぶと喜ばれるのにっ....

なんでなんだ....

桐生伊吹

(っ.....こうなったら....)

俺は机にひじをつき、彼女の顔を覗きこむようにして見つめた

桐生伊吹

(これでドキドキしないはずがない!)

桐生伊吹

ジー....

水瀬詩緒

........

桐生伊吹

ジー

水瀬詩緒

....何ですか?

桐生伊吹

ん~?なんにも~ ニコッ

水瀬詩緒

........

水瀬詩緒

.....あんまりジロジロ見ないでください

水瀬詩緒

気持ち悪いです....

桐生伊吹

....チーン

きもちわるい?

......き、気持ち悪い?俺が....?

桐生伊吹

(....ア、アハハ......)

桐生伊吹

(もう、メンタルが...ボロボロに....アハ....アハハ...)

なんか、もう笑えてくるわ....

桐生伊吹

え、えと....ごめん....

水瀬詩緒

はい...

桐生伊吹

(なんだこの気まずいのは!?)

桐生伊吹

(もう....消えたい....)

あまりのショックに俺は、机に突っ伏したのだった....

【水瀬side】

桐生伊吹

水瀬...さんだったよね?よろしくニコッ

彼は私に微笑みかける

水瀬詩緒

...はい

桐生伊吹

俺は生徒会長の桐生伊吹

桐生伊吹

何か困った事があったら遠慮なく言ってね? ニコッ✨

とても優しそうな人だ

水瀬詩緒

(でも...迷惑かけるといけないし...)

水瀬詩緒

....先生に聞くので....大丈夫です....

すると彼は...

桐生伊吹

え?

驚いたような表情をした

水瀬詩緒

(...どうしたんだろう?)

桐生伊吹

え、えっと....

桐生伊吹

詩緒ちゃんって呼んでいいかな? (イケボ+ニコッ✨)

内心、ドキッとしたが普通に返事を返す

水瀬詩緒

....お好きにどうぞ

桐生伊吹

........

彼は少しの間、黙りこむ

水瀬詩緒

(え?なんかおかしな事、言ったかな?)

桐生伊吹

良かったら、校舎案内するよ? (イケボォ+ニコッ✨)

水瀬詩緒

(ほんとに優しい人なんだなぁ)

水瀬詩緒

(でも、生徒会長は色々と忙しいはずだから...)

水瀬詩緒

(私なんかのために時間を削るのは多分、迷惑だよね...)

水瀬詩緒

.....結構です

桐生伊吹

.........

またもや、黙りこんでしまう彼

水瀬詩緒

(...? )

水瀬詩緒

あの....

水瀬詩緒

先ほど....名前....お好きにどうぞって...言いましたけど...やっぱり...

水瀬詩緒

苗字で呼んでください

さすがに生徒会長に下の名前で呼んでもらうのは、いけないだとうと思い直した私は、苗字で呼ぶようにと頼んだ

桐生伊吹

うん!わかった!詩緒ちゃんって呼ぶ ── え?

彼の表情が固まった

彼から笑顔が消えたが、少したつと...また笑顔に戻った

桐生伊吹

ジー...

そして、なぜか私の事を見つめだした

水瀬詩緒

(え?な、なに?)

チラッと横目で彼の事を確認すると...

水瀬詩緒

(っ!?)

彼が微笑んでいるのだ 私を見つめる切れ長な瞳

改めて思うが、ほんとにカッコいいと思う まず、雰囲気が中学生とは思えないほど大人っぽい

そして...なんといっても、その「顔」

全てのパーツが完璧に整っている 芸能人でも、ここまで完璧な人は、そうそういないだろう

だが、彼に惚れてはいけない

私には...初恋の人がいるのだ

5年前、ある男の子に恋をした その子は、私が小学3年生の時、クラスメイトだった クラスの中心人物でみんなの人気者 勉強もスポーツも出来て優しかったから尚更だ

何もかもが平凡の私には、遠い存在だった 自分から話しかける勇気もないため、会話もあまりした事が なかった。でも、朝、学校につくと挨拶してくれから、毎日嬉し かったし、元気をもらったんだ

こんな毎日がこのまま続くといいなぁ...そう思っていた

だが、終わりは突然やってくる

親の仕事の関係で引っ越すことになったのだ

これで、この学校ともさよならか...

引っ越しの前日 彼が私に言った言葉を私は忘れない

「詩緒ちゃん!離ればなれでも、ずっと友達だよ」

そう、彼は私の事を友達だと思ってくれていたのだ

どんな事でも頑張ろうと思えた だから私は彼の友達に相応しいよう、勉強もスポーツも頑張った

彼のように優しくはなれないだろうけど 少しでも近づけるように努力した

そして、この町に帰って来た

彼が転校してなければ、この学校にいるはずだ

私の頑張りを彼に見てほしい....そして...

必ず、彼 「いちのせ いぶき」 にこの気持ちを伝えるんだ

だから、それまでは他の人を好きになってはいけない

なのに....

桐生伊吹

ジー

水瀬詩緒

(めっちゃ見てくる...)

水瀬詩緒

........

水瀬詩緒

(うっ...ほんとに、なんなの!?)

水瀬詩緒

....何ですか?

桐生伊吹

ん~?なんにも~? ニコッ

水瀬詩緒

(このっイケメンがっ!)

水瀬詩緒

(はっ!そうだ、こうなったら...)

水瀬詩緒

.....あんまりジロジロ見ないでください

水瀬詩緒

気持ち悪いです....

桐生伊吹

....チーン

水瀬詩緒

(さすがに言い過ぎたかも...)

私は、申し訳ない気持ちでいっぱいになったのだった

アーシェ(作者)

タップお疲れ様!

アーシェ(作者)

どうでしたか?

アーシェ(作者)

伊吹くんがコテンパンにやられてましたね

アーシェ(作者)

ちょっと可哀想になってきた...w

桐生伊吹

...ちょっとじゃないよ?大分ね...

アーシェ(作者)

噂をすれば本人さんが!

桐生伊吹

メンタルが削られるのが分かる....

アーシェ(作者)

頑張ってくだ...wくださいw

桐生伊吹

笑うなぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!

アーシェ(作者)

と、いうことで、また次回お会いしましょう!

アーシェ(作者)

よかったら❤️、フォロー、コメントよろしくお願いします!

アーシェ(作者)

おつアーシェ♪

桐生伊吹

またね ニコッ✨

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