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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで

1年に1度、皇宮にて開かれる特別な舞踏会。

公爵家は勿論、貴族や公家は呼ばれ、それぞれ社交界での立場を固めようとする場でもある。

そんな舞踏会のまだまだ序盤。

4人の少年少女らが奥から現れる。

1人は、心優しき大公家の令嬢。

1人は、有名な公爵家の令嬢。

1人は、礼拝堂の牧師の秀才な令嬢。

そして1人は、哀れな没落貴族の令嬢。

ヒソヒソと、舞踏会に参加している者たちが陰口を叩くのが聞こえる。

しかし、彼女らは気にも止めず、コツコツと歩いてくる。

不意に会場がざわめく。

すると誰かが声高らかに言った。

「皇太子殿下、皇女殿下がお見えになられました!」

エカルト·ファートゥム

皆様、本日は誠にありがとうございます

シアン·ファートゥム

どうかこの今日という日を十分に楽しんで下さいね

お見えになった皇太子殿下と皇女殿下が淡々とテンプレートの様な挨拶をこなしていく。

フィリー·イノセント

…凄いです
社交界に久しぶりに顔を出したけれど、フィリー達より小さなあのお2人がここを仕切るだなんて…!

フィリー·イノセント 心優しい家系に生まれたフィリーはふわふわしていてよく笑い、純粋無垢で優しい。しかしそんな彼女には心の拠り所のスティカにしか見せられない一面があって__。

ジリアン=フォークナー

えぇ、本当にそうですね、イノセント嬢

ジリアン=フォークナー 常に笑顔を絶やさず心優しき少女。頭脳明晰、運動神経抜群で頭も切れ冷静。 ジリアンは秀才で牧師を継ぐ為の教育を受けてきたが、秀才故に不幸になってしまい__。

フィリー·イノセント

あら、少し堅苦しいですね、イノセント嬢だなんて

フィリー·イノセント

気を抜いてくれてもいいんですよ?

フィリー·イノセント

ほら、フィリーと呼んでくださいな

フィリー·イノセント

スティカもそう思いますよね!

スティカ·プライマリー

…えぇ、そう思います

スティカ·プライマリー 完璧主義者で真面目、冷静沈着。世のため人のため、そんな考えを持つ。スティカの両親の教育は行き過ぎており、そんな両親がスティカの心を蝕んでいって__。

スティカ·プライマリー

ですので、2人とも…

ジリアン=フォークナー

スティを話の引き合いに出すのは少し納得いきませんね

フィリー·イノセント

そう?私は彼女の同意を求めただけなのだけど…ねぇ?

ライラ·キラー

…ま、まぁ、御二方

ライラ·キラー

落ち着いてくださいよ…

ライラ·キラー 冷静で真面目。努力家である。しかしどこか抜けていて明るい、近付きやすい性格。そんなライラは信頼を得やすく、沢山の人と関わりがあるため人脈が広い。

スティカ·プライマリー

そうです、キラー嬢の仰る通りでございます

ジリアン=フォークナー

スティがそう言うのならば、貴方様に従うまでですね

フィリー·イノセント

…ふふ、スティカの言いなりね

ジリアン=フォークナー

何か仰いましたか?

フィリー·イノセント

いいえ、何でもないですよ?

ライラ·キラー

(はぁ…御二方が揃うとどうしてこうなるのかな…)

スティカ·プライマリー

お2人とも、もう少し仲良くしてくれませんか

スティカ·プライマリー

キラー嬢が困っていますから

フィリー·イノセント

……ふふ、善処するね

ジリアン=フォークナー

分かりました、貴方様の仰せのままに

スティカの言葉で幾分かその場の空気が和む。

いつの間にか皇太子殿下の挨拶は終わっていた様で、人々が個々に散っていくのが分かる。

すると少し急ぎ足の足音が聞こえた。 その足音は彼女達のいる方へ向かってきていて__

エカルト·ファートゥム

団欒している所にすみません
少しお時間いただけるでしょうか

スティカ·プライマリー

……!

ライラ·キラー

…こ、…

スティカ·プライマリー

帝国の月、皇太子殿下…!

スティカ·プライマリー

皇太子殿下のお目にかかります、スティカ·プライマリーと申します

フィリー·イノセント

イノセント家の、フィリー·イノセントです

ライラ·キラー

ライラ·キラーです

ジリアン=フォークナー

お初にお目にかかります、ジリアン=フォークナーと申します

エカルト·ファートゥム

……

エカルト·ファートゥム

…姉様

シアン·ファートゥム

ごめんなさいね、殿下はコミュニケーションが得意ではないの

フィリー·イノセント

!皇女殿下…っ、

シアン·ファートゥム

あら、挨拶は不要よ

シアン·ファートゥム

貴方達の事はよく知っているわ

スティカ·プライマリー

…この様な場に招待頂けた事、誠に光栄でございます

シアン·ファートゥム

あらそう、そう言って頂けて嬉しい限りよ

ジリアン=フォークナー

えぇ、ですが、どうして…

エカルト·ファートゥム

気になりますか?

ジリアン=フォークナー

そ、れは…

フィリー·イノセント

気にならないと言えば、嘘になりますね

シアン·ファートゥム

そうよね、貴方ならそう言うと思っていたわ

シアン·ファートゥム

それじゃあ場所を変えましょう

ライラ·キラー

え?

ライラ·キラー

ここでは、ダメなのでしょうか…

シアン·ファートゥム

えぇ、少し

シアン·ファートゥム

ほら、ついて来て下さいな

突如として現れた皇太子殿下と皇女殿下は、何の変哲もない4人に話があると連れ出した。

その真意がなんなのか、スティカ達にはあまり分からなかった。

__いや、やはり皆心のどこかで殆ど予想はついていたのかもしれない。

皆様どうもこんにちは。 星桜です。 1話どうでしたでしょうか。 キャラ崩壊、名前の間違い、一人称や三人称の間違い等あればお申し付けください。急いで書き換えますので。 少し短いですがこの辺りで。 ここまで読んでいただきありがとうございました😌

{参加型} 聖なる子らは世界を変える。[連載中]

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コメント

5

ユーザー

えまってまってまってまって……おっそすまん………← てかうちの子とフェリーちゃん不仲なの好き…うん好き。好きすぎて爆発すんだけどどうしてくれんのよコノヤロウッ!←←←褒めてます んで戦闘になったらめちゃんこいいコンビネーション魅せる的な????????(圧)←やめろ とにかくちゅき♡←タヒのうか

ユーザー

最高〜!! 結構2人がバチバチしてるの好きぃ…! キャラとか思ってたまんま! まじで神!

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