ある日のこと。
ナンパ
るいと
ナンパ
しつこく付きまとってくる男がいた。
るいと
俺の身体的な性別は女だ。
だが、俺は多重人格者で、人格的には男。
そのため、男の格好をしている。
いつもはナンパに絡まれるなんてことは無いのだが…
どうやら今日は男装が甘かったようだ。
そんなことを考えていると…
ナンパ
ナンパは痺れを切らしたのか声を荒げ始めた。
そこで、とある方法を思いついた。
るいと
できる限り低い声でナンパに返事をした。
ナンパ
ナンパは頭が混乱してしまったようだった。
るいと
慣れない声域を保ちながらナンパに淡々と告げる。
それでもいいって言われたら厄介だなぁと思っていると、ナンパは…
ナンパ
さっきまでの威勢はどこへやら。
転けそうになりながら走り去って行った。
安心して肩を撫で下ろすと…
??
知らない女の人が声を掛けてきた。
るいと
思わず自分でも気持ち悪いくらいの高い声を上げてしまった。
??
彼女がモゴモゴと謝罪をしている。
それを見ていたら思わず…
るいと
笑ってしまった。
申し訳ないと思い、直ぐに言葉を探す。
るいと
??
何かが動き出す予感──
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
悠斗
コメント
8件
なるほどるいのさんだったのか← 病になんぱされたら喜んでついて行くるいのさんが見えまs((