ハナ
おい、マロン
マロン
あ、久しぶり、ハナ!
マロン
あの2人はどう?
研修は上手くいってる?
研修は上手くいってる?
ハナ
実は...アオネさんが十分に説明をしてくれてなかったみたいだ。
ハナ
もしかしたら忘れていただけかも知れないが。
マロン
え!?
マロン
あのアオネさんが...!?
ハナ
珍しいよな。
マロン
今日は何をしたの?
ハナ
今日は、あの世界の宗派の1つを見学した
ハナ
...今の所は順調だよ。
マロン
そっか。
マロン
それで、話は戻すけど
あの2人はどこまで知らなかったの?
あの2人はどこまで知らなかったの?
ハナ
結構、根本的なことを知らなかった。
ハナ
詳しく話すと__
ハノン
「思想」を変えるって、どういう意味ですか?
ハナ
そのままの意味だよ、この世界の「思想」...
ハナ
ハナ
宗教の考え方を変えさせる。
リリ
え、何でですか、っ!?
ハナ
(本当に何も知らないのか...)
ハナ
まず、大前提の話だが...この世界に「死」という概念は無い。
ハノン
!?
リリ
?????
ハノン
じゃあ...あの780歳の人は...
ハナ
死の概念が無いんだから、その位の年齢の人が居てもおかしくはないな。
リリ
で、でもっ
リリ
そんなこと有り得るんですか
リリ
死が存在しないなんて...
リリ
寿命が無いっていうなら百万歩譲って分かりますが...例えば交通事故とか、病気とかあるじゃないですか!
ハナ
交通事故に巻き込まれても、死に至らない
ハナ
死ぬ可能性がある病気なんて存在しない
ハノン
そんな世界が...
ハノン
た、例えば過去に活躍した偉人は、
今でも生きてるってことですか...?
今でも生きてるってことですか...?
ハナ
そうだな
ハナ
だからこの世界では、早く生まれた者勝ちなんだ。
ハナ
早く生まれた方が、後発よりも多く活躍出来る。時間は無限にあるんだからな
リリ
人口はどうなるんですか?
リリ
死がないなら、人口はずっと増え続けて
住む場所も無くなってくるんじゃないですか?
住む場所も無くなってくるんじゃないですか?
ハナ
だからこういう世界では、大体宇宙技術が発展している。
ハナ
住む場所が無いから
隣の火星や金星なんかを無理矢理開拓して、そこに移住してるんだ。
隣の火星や金星なんかを無理矢理開拓して、そこに移住してるんだ。
リリ
す、凄い、っ!
ハノン
でも...私、アオネさんからそんな話聞いたことないですよ
リリ
私も...
リリ
あの、ハナさん
その話は本当なんですか、っ?
その話は本当なんですか、っ?
ハナ
全部本当の話だ。
ハノン
...アオネさんは、なんでこの話を教えてくれなかったんだろ?
リリ
忘れてたのかもっ?
ハノン
そうかも。
ハノン
...兎に角、ここでハナさんに教えて貰って良かった。
リリ
だね、っ。
マロン
なるほど...
マロン
もしかしたら、他にも説明されてない事があるかも
ハナ
そんなこと...無いと信じたいが
マロン
100%無いとは言い切れないもんね。
ハナ
...
マロン
マロン
ねぇ、ミコリ
マロン
儀式の日に戻って、アオネさんの説明を隠れて聞いてきて欲しい...
ミコリ
(。_。`)コク
ハナ
!
ハナ
いつから居たんだ...
マロン
さっき来たんだよ、ね!
ミコリ
(。_。`)コク
ミコリはその場から離れる。
ーリリの部屋ー
ハノン
ほんとに良いの?
リリ
うんっ!
ハノン
ほんとに...リリちゃんの部屋に泊まってもいいの?
リリ
うんっ!!!
リリ
お泊まり会、憧れだったんだ、っ!!
ハノン
私もしたことないな、お泊まり会
リリ
ね、!!
ハノン
取り敢えず、布団持って来るね。
リリ
うんっ
ハノンは部屋から 枕と掛け布団を持って来る。
リリ
ハノンちゃん、何処で寝よっか?
ハノン
このソファは?
リリ
ソファでいいの、っ?
ハノン
うん。
リリ
分かったっ。
あ、布団とかはそこ置いていいよっ
あ、布団とかはそこ置いていいよっ
ハノン
ありがとう
リリ
...
ハノン
...
ハノン
なんか、話す...?
リリ
だねっ。