ゆいか
あーあ
ゆいか
なーんも面白くないや
ゆいか
明日世界が終わればいいのに
ゆいか
隕石とか降ってきてさ
ゆいか
全部全部燃やしちゃえばいいのに
ゆいかは帰りのバス停でぼやいていた
ゆいか
え、
ゆいか
え。
ゆいか
え?
ゆいか
そんなニュース速報ある??
ゆいか
まあいっか
ゆいか
望み通りだし
???
…ゆいかー?…
ゆいか
ん?遠くからから声聞こえるな
ゆいか
まさかまた夢オチ!?
ゆうた
ゆいか!!
ゆいか
え!ゆうた!?
ゆうた
なんでそんな驚くの笑笑
ゆいか
いや、夢の中にしか出てこない存在だと思ってたから…
ゆうた
そっか笑笑
ゆいか
え?つっこまないんだ笑笑
ゆうた
笑笑
ゆいか
笑笑
ゆうた
そんなことよりさ、隕石落ちてくるんだよ?
ゆいか
あーいいや、このまま燃え尽きようかな
ゆうた
だめだよ!
ゆうた
こっちきて!
ゆいかは手を引かれた
ゆうた
ここなら安全だよ!
ゆうた
この中に隠れて!
ゆいか
う、うん!
地下の部屋みたいな所に入った
それからどれから時間が経ったんだろう?
長いような、短いような…
ゆうた
もう大丈夫かな
ゆいか
そうかもね
外に出てみた
隕石が降ってきた跡はない
町もいつも通りだ
ただ、ひとつ違うのは
私とゆうた以外誰もいないこと
それだけだった
つづく