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みなしょー夢小説　明日香×柊

第3話 - 柊くん記憶喪失編　後編

109

2024年02月14日

#BL

#みなしょー

#みなと商事コインランドリー

#夢小説

#明日香×柊

kumazuki

そして

デート当日

明日香

（今日は柊くんに俺が恋人だって）

明日香

（思い出してもらえるように頑張るぞ！）

明日香

よし！（両頬を手で叩く）

明日香

……行くか。

さくま屋にて

明日香

柊くん、迎えに来たよ。

明日香

準備できてる？

柊くん

うん。行こうか。

それから

柊くんが行きたがっていた場所をまわって

明日香

はい、柊くん（食べ物を渡す）

柊くん

こうやって食べ歩きするのって

柊くん

明日香と旅行してたとき以来だね

明日香

……そうだね。（……本当は何度もあるんだよ、旅行の時以外にも）

明日香

（……柊くんとデートする時はいつも）

明日香

（……食べ歩きしてたから）

明日香

……今日は柊くんの行きたいところ

明日香

いっぱいまわったんだけど、

明日香

……最後に

明日香

俺の行きたいところ付き合ってくれる？

柊くん

うん、いいよ。

明日香

……ありがとう、柊くん。

sideシン＆湊さん

シン

……湊さん、

シン

……そんな恰好でどこに行くつもりですか。

晃さん

えっ？

晃さん

いや……（黒のキャップにサングラス、マスクをつけた不審者装備）

シン

……はぁ（溜息）

シン

……英と柊さんのことが気になるんですよね

晃さん

……いや、俺は気になってなんか（挙動不審な態度で）

シン

……俺も一緒に行きますから、

シン

元の恰好に着替えてきてください。

晃さん

えっ？何でだよ。

シン

……そんな恰好で2人に見つかったら、

シン

どう言い訳するつもりですか。

晃さん

……それは、その

シン

普段の恰好で俺と一緒にいれば

シン

2人にバレても、

シン

デートだって

シン

言い張れるじゃないですか。

晃さん

そ、そうだな！

晃さん

シン、お前頭いいな。

晃さん

じゃあ、着替えてくるわ。

タッタッタッタ

湊さん着替え中

シン

クスッ

シン

ほんとかわいい、湊さん

シン

（……これで今日は湊さんとデート確定！）

晃さん

シン、着替えてきたぞ。

シン

これでいつも通りですね。

シン

……そういえば、湊さん

シン

2人の様子を見に行くって言ってましたけど

シン

どこに行くか知ってるんですか？

晃さん

あぁ、柊くんが好きそうなとこまわってから

晃さん

お前とも一緒に行ったことがある遊園地に行くって

晃さん

明日香言ってた。

シン

じゃあ、英たちが来るまで

シン

俺たちも遊園地デートですね！（笑顔で）

晃さん

はっ？デートじゃねぇよ。

シン

ほら、行きますよ湊さん。

晃さん

ちょっと、シン

晃さん

手ぇ引っ張んなって。

side明日香＆柊

遊園地にて

柊くん

……遊園地？

明日香

そう、どうしても行きたい場所があって。

明日香

柊くんはどこか行きたいところある？

柊くん

……明日香が行きたいところでいいよ。

柊くん

俺が行きたいところは

柊くん

さっき一緒にまわってくれたし。

明日香

ありがとう、柊くん。

明日香

じゃあ、……

明日香

（ん？あの2人何やってんだ？）

明日香

（……もしかして、隠れてるつもりなの？）

柊くん

……明日香？

sideシン＆湊さん

シン

……湊さん、そんなに見てたら見つかりますよ。

晃さん

……仕方ねぇだろ、気になるんだから。

シン

……もうすでに、

シン

英には気づかれたみたいですね。

晃さん

……マジか。

シン

……じゃあ、もう隠れてる必要ないですよね。

シン

ほら、行きますよ。(明日香たちの所に向かう)

晃さん

ちょっと、シン!?

side明日香＆柊

シン

奇遇ですね、こんなところで会うなんて。

シン

柊さん、英。

シン

実は、俺たちも今日

シン

ここでデートしてたんですよ。（湊さんと腕を組んで）

晃さん

ちょっ、お前

柊くん

……そうなんだ。そんな偶然ってあるんだね。

明日香

……（偶然なわけないだろ！）

明日香

（俺たちがいるって知っててここに来たくせに）

シン

俺たちこれから

シン

お化け屋敷に行こうと思ってたんですけど

晃さん

はっ？お化け屋敷!?（シンをガン見する）

晃さん

(……シン、お前。俺が苦手なの分かっててわざと言ってんだろ)

シン

よければ、一緒にどうですか？

明日香

……この前来たときは

明日香

お化け屋敷は行かなかったし……

柊くん

……この前って誰と行ったの？（少し不機嫌そうに）

明日香

も、もちろん、柊くんだよ。（かなり動揺した様子で）

柊くん

……そっか。（……俺には明日香と、この遊園地に来た記憶はない）

柊くん

（……俺はやっぱり、明日香との記憶を忘れてるんだ）

明日香

……柊くんはお化けとか、

明日香

苦手だったりする？

柊くん

……いや、俺は非科学的なこととか信じてないから。

柊くん

……平気。

柊くん

それにお化け屋敷は、

柊くん

人工的に作られたものだし。

柊くん

……明日香が嫌じゃないなら、

柊くん

……俺はいいよ。

明日香

……柊くんがそう言うなら

明日香

……じゃあ、一緒に行こうかな。

晃さん

えっ？ほんとに行くのか？

シン

さぁ、行きますよ湊さん。

お化け屋敷にて

シン

湊さん、怖かったら

シン

俺に抱き着いていいですからね♪

晃さん

……こ、怖くねぇよ。

晃さん

……ほら、行くぞ（シンのシャツの裾を掴む）

シン

クスッ

シン

はい、湊さん。

お化け

ゔ～ら゙～め゙～し～や゙～

晃さん

うああ゙あぁぁ゙ぁぁ（シンに抱き着く）

シン

（……かわいい、湊さん）

晃さん

……もう嫌だ、俺は早くここから出る！

シン

湊さん！走ったら危ないですよ。

シン

待ってください。

明日香

クスッ

明日香

晃さん、ビビりすぎだろ。（シンと晃さんの少し後ろを歩きながら）

柊くん

……（明日香と手をつなぐ）

明日香

……柊くん？

柊くん

……今は俺とデートしてるんだから

柊くん

……ほかの人のこと

柊くん

……考えないで（そっぽを向く）

明日香

（……柊くん、晃さんに嫉妬してるの？）

明日香

……俺はいつも

明日香

柊くんのことしか考えてないよ（柊くんの首元に頭をすり寄せる）

お化け屋敷を出て

近くのベンチにて

晃さん

……（ぐったり）

明日香

……晃さん、大丈夫？

晃さん

……少し休めば、大丈夫だから。

晃さん

……俺のことは気にせず、

晃さん

明日香たちは遊園地デート楽しんで来い。

シン

そうですよ。湊さんには俺がついてますから。

シン

柊さんは英と遊園地楽しんできてください。

柊くん

……ありがとう、慎太郎。

明日香

……じゃあ、俺たちは行くから。

明日香

……またね、

明日香

晃さん、シン。

それから

ベンチに隣同士で座って

柊くん

……明日香、疲れた？

明日香

いや。

明日香

今日、遊園地に来たのは

明日香

ここに来たかったからなんだ。

柊くん

ここってこのベンチ？

明日香

……そう。

明日香

……実はね、

明日香

……柊くんにずっと言えなかったことがあるんだ。

柊くん

……何？

明日香

…ほんとうは、俺たち恋人として

明日香

……付き合ってた。

明日香

……覚えてないと思うんだけど。

柊くん

……

明日香

……それでね、ここで柊くんが

明日香

好きだよって言ってくれて

明日香

……キスしてくれたんだ。

明日香

……だから、ここに来れば、

明日香

何か思い出してくれるかもって思って

明日香

……柊くん、何か思い出したことはある？

柊くん

……ごめん。明日香（首を振る）

明日香

……そっか。（寂しそう）

柊くん

……でも、1つ分かったことがある。

明日香

……何？

柊くん

……俺は、ずっと明日香のことが気になっていて

柊くん

……どうしてこんなに気になるのか分からなくて

柊くん

……今までずっと考えてたんだけど

柊くん

……やっと答えを見つけた。

柊くん

……俺は、明日香のことが

柊くん

……好きだよ。

明日香

……柊くん（涙ぐむ）

柊くん

……晃さんに抱き着く明日香を見て心がモヤモヤしたり

柊くん

……明日香の笑顔を俺だけのものにしたいって思ったり

柊くん

……明日香のことが好きだからこんな風に思うんだって気づいた。

柊くん

……今までそばにいてくれてありがとう。

柊くん

……明日香、

柊くん

……俺とまた付き合ってください。

明日香

……俺は柊くんと別れた覚えないよ。

柊くん

……俺には、明日香と付き合っていた頃の記憶がないから

柊くん

……どうしても、伝えたくなって。

柊くん

……返事聞かせてくれる？

明日香

もちろん、喜んで！

明日香

……大好きだよ！柊くん。

ギュッ

俺は柊くんを抱きしめる

明日香

（……キスしたら恋人として付き合ってったって）

明日香

（……思い出してくれるかな。）

明日香

……ねぇ柊くん、キスして。

チュッ

柊くん

（……俺はこの感触）

柊くん

（……覚えてる）

柊くんの俺を抱きしめる力が強くなる

柊くん

……明日香、ごめん。（明日香の首もとに顔をうずめ、震えながら）

明日香

（……やっぱり、そううまくはいかないよね。）

柊くん

……ごめん、明日香のこと（明日香を見つめながら）

柊くん

……忘れて。

明日香

……思い出してくれたの？柊くん。

柊くん

……うん。

柊くん

……全部思い出した。

柊くん

……明日香のこと忘れるなんて

柊くん

……自分のことが信じられない。

柊くん

……明日香は俺にとって

柊くん

……特別な存在なのに。

明日香

……柊くん。

柊くん

……もう、絶対離さないから。

明日香

……俺も、柊くんのこと

明日香

……離さないよ。

俺はキスしようとしたけれど

柊くんの手に阻まれる

明日香

……手ぇどけてよ。

柊くん

……外だし

柊くん

……誰かに見られたら

柊くん

……恥ずかしい。

明日香

……さっきは柊くんからしてくれたのに。

明日香

……じゃあ、2人っきりならいい？

柊くん

（目を何度も彷徨わせた後）……いいよ。

明日香

……じゃあ、

明日香

観覧車、観覧車行こう！（とびきりの笑顔で）

明日香

観覧車なら2人っきりだし、

明日香

……頂上なら

明日香

キスしても（柊くんの耳元で囁く）

明日香

誰にも見られないよ。（かわいく首を傾げる）

柊くん

……（明日香が囁いてきた方の耳を手で押さえる）

明日香

……ねぇ、行こう？柊くん（柊くんの手を取って）

柊くん

……分かった。

柊くん

……行くから。

明日香

やった！

明日香

じゃあ、早く行こう。観覧車！（柊くんの手を引き歩き出す）

柊くん

あ、明日香、そんなに引っ張らないで。

side シン＆湊さん

明日香と柊くんから少し離れた場所にて

シン

……2人ともうまくいったみたいでよかったですね、湊さん。

晃さん

……あぁ、シンも付き合ってくれてありがとな。

シン

……俺たちも遊園地デート楽しみましょう。

晃さん

……そうだな。

それから

俺たちの定番のデートコースに

食べ歩き以外に

遊園地が追加されたのでした。

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